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全豪オープン 13日目
2006年01月28日 (土) | 編集 |
優勝おめでとう
うつくしいモレスモ

Amelie Mauresmo

@Yahoo!sports


④Amelie Mauresmo(FRA) 6-1 2-0 ret. ⑧Justine Henin-Hardenne(BEL)

モレスモついにグランドスラム優勝~!!…と大喜びしたかったのになあ~。またしてもリタイアなんて…しくしく…しかし。それだからといってモレスモの優勝には一点の陰りもない。彼女は真に優勝にふさわしいプレーを今日したのだから。

ギルバートさんが言っていた通りの展開でしたねー。エナンの速攻を、モレスモの「スピン」が、完全に封じ込めました。リバウンドエースの上で高く跳ね上がるスピンボール、いやモレスモが…あんな…クレバーなテニスをするなんて…正直ちょっとびっくり…うれしいぞ!とにかく深く、弾むボールを集めてエナンをコートの外に追いやっていました。エナンは、それで打つタイミングやポイントをずらされて、ボールはほとんどネットやサイドアウト。同じアウトでもバックアウトではなかったというところは特筆すべきですかね。

途中はエナンにもブレイクのチャンスがあったけども、プレッシャーをものともせず黙々とプレーを続けるモレスモ。…いつものモレスモじゃない!(笑)別人か?いや別人じゃないね。彼女は本当に生まれ変わった。もちろんWTA選手権の優勝は大きかったでしょう。しかしこの何年か、「choke」の代名詞のように言われつづけて、そのバッシングに耐えて耐えてきたことが、今日、実を結んだ。街でよく見かける予備校のスローガンが私の頭に浮かんできます…「努力は実る」。

エナンのリタイアの原因は、前からのウィルスではなく、薬のせいらしい。肩の痛みを和らげるために飲んでいた、痛み止めの薬で胃を悪くしてしまった、とのことである。え~まじ!?このことを知った私はちょっと残念な気持ちになってしまった。

私は薬にはか~な~り~詳しいので、ここで「おくすりのお話コーナー」。(いつからそんなのできたんだ)エナンが使っていたという痛み止めは、おそらくNSAIDのことでしょう。NSAIDとは、日本語でいうと、「非ステロイド性抗炎症薬」。それの英語の頭文字をとっているというわけだ。医療現場ではだいたい「エヌセイド」と発音しているようだ。要するに、バファリンとか、イブとか、医薬品でいうとボルタレンとかロキソニンとか、ああいった類のものですな。解熱作用のほかに、体の痛み(腰痛や頭痛や歯痛)をとってくれるというありがた~いお薬。

しかしありがた~いものというのは、たいてい落とし穴がある。副作用。NSAIDには、消化器系への副作用が有名。特に、この薬の乱用による胃炎や胃潰瘍といった胃への影響は半ば常識になっている。よく「薬剤性胃潰瘍」とかきくもんね。まあそれでも、風邪で2、3日短期に使う分には全然問題ないけど、何ヶ月も、あるいは何年も、こういった痛み止めだけを使い続けると必ずといっていいほど消化器系への副作用が生じる。だから、リウマチ患者など慢性的にNSAIDを服用する必要のある人は、必ずこの薬と一緒にガスターなどの胃薬を処方されているはずだ。

だから、痛み止を慢性的に服用する際は、胃薬と一緒に飲むというのは、医療にたずさわる、もしくは薬関係に詳しい人なら誰でも知っているはずなのだ。もしエナンが胃薬も一緒に飲んでいて今日のようになってしまったのならもう気の毒としかいいようがないが、もし胃薬を飲んでおらず痛み止めだけを飲んでいたとしたら、それは、エナンサイドの、特に健康管理責任者の落ち度と、はっきり断言しよう。もしそういうことだったのならエナンがあまりにも可哀相だ。テニス選手が薬のことなど知らないのは当然。周りのスタッフの支えや力も、厳しいツアーを乗り切っていくには必要不可欠なことなのだ。テニスは決して、個人のスポーツではない。

もちろん、胃の不調にはストレスも大いに関係する。リンゼイ、マリアちゃん、並み居る強豪を1セットダウンから厳しい緊張感で逆転してきた。タフなゲームの連続と元優勝者、前哨戦優勝というプレッシャーは彼女にとってとほうもないストレスとなったことでしょう。しかしそれにしても、痛み止めの常用による胃の不調という素地があったからプレーを続行できないまでなってしまっていたのであり、これがなければリタイアなどするはずがない。エナンはこれまでにもとんでもない逆境から何度も勝ち上がってきた。並のストレスでくじけるような人じゃない。プレーを途中でやめることほど悔しいことはないからだ。今日はそのエナンを持ってしても、プレーを続行できなかった。よほど辛かったのでしょう。

エナンは試合がはじまる何時間も前から体調不良を感じていたそうです。「夜中の3時に、とても気分が悪くて痛かったので、お医者さんに診てもらったの」。試合が始まる前から、勝つことはできないと、エナンは感じていたそうです。それでも彼女は何も言わずコートに立った。「だってグランドスラムの決勝だもの。いつどんなときでもベストを尽くしたい。でもあれ以上プレーを続けたら、また別のところも悪くしてしまうかもしれなかった。やめて後悔はない」。悔し涙を浮かべていたエナンのあの姿は決して忘れないよ。このリタイアがきっと次にいい方向に結びつくと、信じているから、くじけずがんばっておくれ。でもとりあえず今は体をゆっくりやすめておくれ…。

↓長くなったので続きはこっちに… 
モレスモは、特にワイン好きというわけではないそうだが、数年前に、1937年もの(!)というどえらいワインを買っていたそうな。グランドスラム優勝したときに開けるために。「家の暗闇の中に静かに眠っているわ。開けなくちゃね」。いやぁこんな話はなんだか心が温まるなあ。

エナンが体調が悪いということは、モレスモも気づいていたかもしれません。しかし敢えて、そういうことはシャットアウトしました。「私は自分のやるべきことに集中して、ポイントをとりにいくことに気を使った。彼女の様子には注意を払わないようにした」。心の優しいモレスモは、そういう相手の不調につい合わせてしまうところがある。そういうことは、勝負には必要ない。心を鬼にしてプレーを続けました。

モレスモとしては、自分の試合で相手が3人もリタイアしてしまったのは多少気になるかもしれないね。特にキムとの一戦は、フルセットに入っていただけに、最後までやって決着をつけたかったはず。そして今日は、大量リードはしていたけども、もちろん途中でやめることなんてしたくなかったに決まってる。でも、テニスの試合は自分だけのものじゃない。相手があって初めて成立する。自分の力ではどうしようもできないことがある。それをも含めて、受け入れていかなければいけない。表彰式の前にコートサイドでエナンに寄り添って声をかけるモレスモの姿がとっても印象的でした。

優勝が決まった瞬間はやや戸惑っていた感のモレスモだったけど、徐々に優勝の喜びが溢れてきていたのが表彰式でよくわかりましたね。「全てのことが今日ここに表れた」。95年に15才でグランドスラムデビューを飾ってから11年。とうとう頂点に達しました。「辛い時期もあった。たくさんの人が、こう言った、「彼女はたどりつけないだろう」って。」。結果でくつがえすしかない。そして、今日、見事にくつがえしました!「喜びでいっぱいよ。今私は一番自分を誇れる女性だと思う」。

私にとって唯一残念なのは、モレスモが優勝の瞬間のあの喜びを味わうことができなかったこと。マッチポイントが決まって瞬間、「ぎゃー!!」と叫んでコートに倒れこむ、泣き崩れる、あの瞬間はたまらんよ…表彰式などとは全然違う感情があそこにはあるに違いない。でもさ、これはあるひとつのメッセージなのだと思う。「それが味わいたければ、もう1回優勝しなさい」。神はモレスモに新たな試練を託したのだ。そしてそれは乗り越えられる人だからこそ与えられる。これで終わりなんかじゃない。優勝した瞬間のあの喜びを今度こそ味わうために、モレスモは新たな挑戦に向かうのだ。


というわけで。女子はこれにて終了。いやー今回はいろいろありましたなあ。ベストメンバーにヒンギスも加わって、大変おもしろかったです。キムやエナンのリタイアはちょっと残念だけども、もちろんそれも勝負のひとつの要素。猛暑やコートのせいかどうかはしらないが怪我も相次いだけれども、それはみんな同じ状況なのだ。そういう中、厳しい条件を克服したモレスモは、真にチャンピオンにふさわしい。大会関係者が言ってたよね。「ドミニク・ハーバティをごらんなさい。彼はあの過酷な状況で4回フルセットを戦いぬいた」。私もその通りだと思う。技術だけじゃだめなんだ。体調管理、トレーニングから勝負は始まっている。リバウンドエースで足をひねらないためのフットワークの鍛錬も、必要。まキムのあれは本当に不幸な出来事だと思うけれども。そんな中、ドミニク同様、常日ごろから体調管理に気をつかい、怪我もなく、そして何より!自分を最後まで見失わなかったモレスモ…このモレスモのメンタルの成長が何よりもうれしい!!再三心配心配といっていたけども、もう大丈夫…かな?…しかし地元のローランギャロスはまた別の心配があるな…まあとにかくこれからもモレスモ応援してるのでがんばっておくれ。グランドスラム初優勝おめでとう!


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今日の1曲
Dream Away/Lisa Stansfield and Babyface
これはアニメ「The Pagemaster」の主題歌ですねー。邦題は「夢と希望の図書館」。これマコーレ・カルキンが主演してんのね。んでコールデン・ラズベリー賞の主演男優賞にノミネートされてる…(- -;)作品はなかなかいいみたいですが。マコーレ君もこのころは夢見る純粋そのものの少年だったのだろうになあ…。んで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のあのドクも相手役で出演してる。声ではウーピーとかも出てるし、なかなか豪華な顔ぶれ。

閑話休題。こういうアニメの歌というのは、子供を対象としているだけに、恋愛ネタより夢や希望とかそういった類のものがテーマになっていることが多いので、このコーナーでも比較的使いやすい。夢を見失わなかったモレスモの人生のページに光輝く新しい勲章が書き込まれました。よかったよかった。(聴く(要WMP・音がおそろしく小さいのでPCで音量調節してください) こっちでも聴ける

When you find too many troubles on your mind then
Feel just like there is no escape
And it seems your heart has forgotten how to believe
Turn a page in your soul
There's a place you can go
Close your eyes and let your heart fly free

All it takes is faith to make your dream come true (ah ah)
And somewhere in this world there'll be somebody
To share your dreams with you


(心がつまづいて逃げ出せないと感じたときも
何を信じればいいかわからなくなったとしても
魂のページをめくってごらん
すすむべき道がそこにある
目を閉じて心を自由にしてごらん

夢をかなえるのは信じる心があってこそ
そして、きみのその夢を共有する誰かがこの世界にきっといるはずだから)

 
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コメント
この記事へのコメント
モレスモおめでとう
>アイリーンさん

キムは靭帯を断裂してしまったようですね…最後コートを去るときに足をややひきずっていたのがとても見ていて辛かったです。やっと手首の怪我から開放されたと思ったのに…試練はつづきますね。でも今までも乗り越えてきてくれたキムだから、次もきっとがんばってくれると思います!

やっぱ片手バックハンドって見ていて美しいですよねぇ。今は女子のみならず男子も両手バックが増えましたが、今回の女子決勝はこの2人でとてもうれしかったです。

明日で最終日!最後を飾るにふさわしい名勝負になるといいですね!

>グロージャン大好き!さん

コレチャのコメントはなんだかとても心にしみますね…自分の体が一番大切なはずなのに、そんな状況でも相手を気遣うところに彼のスポーツマンシップを感じます。もちろん棄権したエナンも立派だっだですよね!リンゼイとマリアをやぶったあのすばらしいテニスはとても感動しました。

モレスモの今日の戦略は見事にはまりましたねー。ヒンギス同様、スピードやパワーだけじゃなく勝つための要素は考えれば無限に出てくるのだと思いました。モレスモ本当にすばらしい戦いでした。

>ゴランさん

職業…だいたいご想像のとおりだと思います(^^)。
こういうときどうしてもモレスモやイバニセビッチのように1つもタイトルなしの選手のほうに肩入れしてしまいがちで、私もちょっぴりモレスモよりになってしまいました。でも、2人ともすばらしかったと思います。今年は本当にモレスモの年になりますかねえ?まだ心配(笑)…でもこれで今年のRGはちょっと楽な気持ちで戦えるかな?地元だからやっぱきついかな?ローランギャロスが今から楽しみというか、こわい…男子も女子も(笑)

タイトルを一度もとったことがない選手がGS優勝…97年の全仏優勝のグーガがそうではないかと思います。たしかこのときもノーシードで優勝したんですよね。キャラもなんとなくマルちゃん、グーガを彷彿とさせる感じで、グーガ2世、て感じですねえ。あとは76年の全豪優勝のエドモンドソンもそうかな?(自信ない)

>あやさん

あの危ういジンクスを引用していただいてありがとうございます(^^)今日はマリアジンクスが崩れましたね。

モレスモの全仏優勝…地元はまた雰囲気も違うしプレッシャーも大きいでしょうしねえ。女子はそれほどサーフェスで実力が変わらないから、期待したいとは思いますが、あまり多くを望みすぎるのもなんなんで(笑)ちょっぴり期待しつつ静かに見守りたいと思います…。
2006/01/28(土) 23:55:23 | URL | さっち #-[ 編集]
ファイナルは
あっけない幕切れでしたが、今大会のモレスモはがんばりましたよね。
この優勝で全仏で活躍してくれるでしょうか?

ナルのジンクスのことでさっちさんのブログから記事を引用させていただきましたのでお知らせまで......

全豪も早いものであと一日なんですね~
もう来週からのツアーの予選が始まってますね(笑) 
........追いかけ切れませ-ん!
2006/01/28(土) 22:50:34 | URL | あや #bBmFigmc[ 編集]
よかったー
こんばんわ.

モーレスモやりましたね!
イヴァニセビッチのときもそうですが,グランドスラムを取れそうで取れなかった選手がようやく取れたというのは,なにか胸に来るものがありますね.

今日のモーレスモの戦術はすばらしかったですね.
トップスピンをバックに深く入れて,完全にエナンを後ろに封じ込めていましたね.
バイディソワ戦でもそうでしたが,かなり冷静にクレバーなテニスをしている印象がありました.
このテニスがあれば2006年は彼女の年になるかもしれませんね.

明日はマルコVS王者,楽しみですね.
タイトルを一度も取ったことがない選手がグランドスラムを勝ったことってあるんでしょうかね?

ところで,お薬の話でさっちさんのご職業がある程度想像できてしまいました.

2006/01/28(土) 22:16:50 | URL | ゴラン #-[ 編集]
ともあれ!
モレスモー優勝おめでとお!ここ最近で優勝した女子選手の中ではスタイルがちょっと特殊なモレスモーが勝ったことは大きな意味があるかと思います。サーフェスにもよるとは思うけど、パワーだけでなくペースを掴むためのスライスや相手を後ろに貼り付けにするスピンボールなどをうまく使えば世界で十分通用することの証明になったかと。ヒンギスなんかもループをうまく使ってましたね。もちろんモレスモーの優勝は技術、フィジカル、メンタル面でチャンピオンにふさわしい物を持ち合わせていたからでしょうけどね。スピード化のなかで彼女のテニスは楽しいものですね。
エナンについては残念としか言いようがないかと…決勝という舞台での棄権はつらい決断でしょうから…
以前全仏の4RかQFでコレチャが試合がまともに出来ないくらいに体調が悪い中試合をして、案の定ボロ負けをした時のインタビューを思い出しました。「何故棄権をしなかったのか?」と聞かれ「ここで僕が棄権したら、彼(対戦相手)のここまでのすばらしいプレーに傷を付ける事になるかもしれないだろ?」のようなことをいってました。うろ覚えだけど…(笑)
別にエナンの棄権が悪いとかモレスモーの優勝にキズをつけたとかじゃなくて、最後まで試合を出来なっかことが両選手にとって残念なことなのかなぁ、と思います。エナンの涙はモレスモーの涙とはまた別な意味で感慨深いものにみえました。早く体調を治してまた力強いプレーを見せて欲しいです。
ともあれモレスモーおめでとー!
2006/01/28(土) 21:09:01 | URL | グロージャン大好き! #-[ 編集]
おめでとう
さっちさん、お久しぶりです!
モレスモ姉さんおめでとう~v-353
と手放しで祝福できない状況が残念でしたが、今日のモレスモは落ち着いていて素晴らしいテニスを展開していましたね。
サーフェスと持ち球を生かしたクレバーな組み立てに、美しいバックのダウンザラインがビシバシ決まって“カッコいい~”を連発していました。
エナンのことを気遣ってからか、じわじわ嬉しさがにじみ出ている感じがステキでした♪

エナンは体調不良の中、よくボールに食らいついていましたね。
動きにキレがないのが残念だったけど、執着心はにじみ出ていました。
出場できる大会が少ないのに安定した成績を小さな体で残しているのはさすがですね。

それよりもキムの怪我の方が気がかりです。
2ヶ月ぐらい休養する必要があるんですよね…
ヒンギスも復帰して、オールスターが揃ったって感じだったのに。
ヒンギスはMIXで決勝戦進出なんですね。
東レに来てくれるようで、また生で試合を見ることができて嬉しいです。
初めてヒンギスを生で見たの東レのグラフ戦だったので。

明日はいよいよ男子決勝ですね。
マルちゃんが王者にどれだけ食らいつくか楽しみにしています。
2006/01/28(土) 20:46:57 | URL | アイリーン #-[ 編集]
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