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2006年ダブルス新時代
2006年03月04日 (土) | 編集 |
Yves Allegro and Roger Federer

@Rediff.com




2年連続世界ナンバー1でシーズン終了し、今年も全豪優勝して圧倒的な強さを誇っている王者ロジェ君ことロジャー・フェデラー。他の選手が怪我や不振でつまづく中ひとり強さが目立っている。「今年はローランギャロスを優勝できるのか?」「サンプラスを超えることができるか?」最近はそんな話題ばっかりですね。わたくし個人的には、コナーズを抜いて連続ナンバー1の記録で歴代トップになるのかどうかが一番気になるところなんだけど。

このように、彼のことが語られる際には、ほぼ、シングルスナンバー1としてが99%。そこで、今日はちょっと視点を変えて見ましょう。

その手助けをしてくれるのは、過去3年間唯一ロジェ君とペアを組んでダブルスをやっている、同じスイスのYves Allegro。

アレグロとロジェ君は、96年から97年にかけて、BerneのNational Centreというところで同じ部屋で一緒に暮らしていた時期がある。ちなみにロジェ君が当時所属していたテニスクラブは、アレグロのお父さんがオーナーだったらしい。家族ぐるみの付き合いがあり10年来の友人でもあり、ある意味王者の一番そばにいる現役選手ともいえる。というわけでさっそくそのアレグロに聞いてみましょう。


ダブルスパートナーとしてのロジャーはどんな選手ですか?


「彼とは長い付き合いだけど、最初はぎこちないときもあったんだよ」。

「一緒にプレーするときは、当然ロジャーがボスだ。僕はただ、集中して自分のやるべきことに専念するだけなんだ。彼はダブルスをしょっちゅうやらないから最初の何ゲームかはうまくいかないこともあるけど、すぐに調子を取り戻すんだ。もっと定期的にダブルスをやっていたら、きっとダブルスでもナンバー1になってるよ」。

ダブルスとはいえどうしてもロジェ君のほうに注目が集まってしまうけども、王者の影に隠れることは、アレグロにとって何の問題もない。

「僕らが勝ったら、それはしごく当然のことと受け止められる。そして負けたら、人は手のひら返したように、ぼくのせいにするんだよ」。にっこり笑ってアレグロは言います。「でも僕はそれでいいのさ、世界でベストの選手と一緒にプレーできているんだから」。

アレグロはロジェ君と組まないときは普段はドイツのMichael Kohlmannと組んでいるそうですが、ロジェ君がやりたいという気持ちがあったら当然ロジェ君のほうと優先して組みます。

「もちろん彼が最優先さ。マイケルもそのことはわかってくれている。もっとロジャーと一緒にたくさんプレーできたら、それだけで十分満足だよ」。

2人は、去年のハレを含めた2つのダブルスタイトルを獲得していますが、アレグロは、去年のデ杯プレーオフ、イギリスに勝利を決めた一戦がベストマッチだと、語っています。

「(ロジャーとスタンが勝ってくれたので)もしダブルス負けても3日目のシングルスでロジャーが決めてくれると思っていた」。

しかし、その気持ちの余裕が精神的にも有利に作用したこともあったのでしょうか、2人は、ルゼ&マレイペアに4セットの熱戦を制して勝利。そしてチームのWG残留も決めました。

「すばらしい試合だった。みんな熱狂して、7千人のお客さんがみんなで僕らをサポートしてくれた。勝利の喜びは格別だったね。」微笑みながら語ってくれたアレグロさんでした。


去年、ATPはダブルスの人気の凋落を危惧して、思い切った対策を打ち出した。ルールを変更してゲーム内容を短くし、選手の身体的負担を軽減させ、人気の高いシングルスプレーヤーを参戦させる。しかし、清水の舞台から飛び降りる気持ちでやった改革が、完全に裏目に出た。ダブルススペシャリストたちの逆鱗に触れ、訴訟騒ぎにまでなった。事態は泥沼化し長期化し、マドリッドでは収集がつかないこの問題に業を煮やしてマスターズシリーズでダブルスをやらないかもという史上最大の危機に見舞われた。度重なるルール変更と試行錯誤を繰り返し、なんとか無事にマスターズカップもダブルス大盛況のうちに昨シーズンを終了することができた。

そして2006年。ATPはさらにダブルス強化に乗り出した。ダブルスにとっては去年以上に今年は正念場です。議論に議論を重ねた末にやっと決まった今シーズンの新ルール、果たして効果のほどは?シングルス選手は参戦してくれているのか?お客さんの反応は?今年のダブルスについていろいろと検証してみましょう。 
新ルールは、最初の2セットは6ゲーム先取。ただし、40-40になったら次の1ポイントとったほうがゲーム。いわゆるサドンデス、てやつですな。つまりデュースを繰り返して1ゲームが長引くことがない。そして、ファイナルセットにもつれこんだら、いきなりタイブレーク突入。どちらかが先に10ポイント先取するか、2ポイント以上差をつけたほうが、勝ち。なかなかシンプルでわかりやすいルールだと思いますが。(もちろんグランドスラムとデ杯は今までどおりのシングルスと同じスコア方式です。この新ルールはあくまでATP管轄のTMSとインターナショナル・シリーズの大会に限っての話です)

選手の反応がどうなのかというのがなかなかそういうことを書いてる記事を拾えなかったのでよくわからないけど、大会運営的には確実に効果が出ている。デュースの繰り返しがなくなったこととファイナルセットがスーパータイブレークになったことにより試合時間は大幅に短縮され、長くても70分くらいで収まるようになった。そして大会側は今までよりたくさんのダブルスをショーコートで組めるようになったし、テレビ局もシングルスの試合にかぶる心配をしないでダブルスを放送できるようになった。

ルールだけではない。今年からはStanfordという財団がダブルス専属のスポンサーとなり、100万ドルの資金を投じて「ATP Doubles Revolution」と称したダブルスのプロモーションを大々的に行うこととなった。

ATP公式サイトのトップページのフラッシュ画像には、シングルスの結果に混じって、必ずダブルスの画像とニュースが表示されている。そして「Doules Alley」と称したダブルス特設ページを設け、スペシャリストのコンビを個別に紹介している。シングルスとダブルスを同等に扱い、シングルス以上にダブルスをアピールするATPの必死の努力は感じられるよね。

ダブルスにとって思わぬ追い風になったこともある。1月28日の土曜日、全豪オープンの女子のシングルス決勝が予想外に早く、しかもあまり盛り上がらない内容で終わってしまった。そして次に組まれた男子ダブルスの決勝戦、ブライアン兄弟VSPaes/Dammは、フルセットの大熱戦でブライアン兄弟が逆転勝ちという大変おもしろい内容となった。シングルスの決勝よりもダブルスの決勝が盛り上がったのは、ここ10年でも珍しいことだったかもしれない。

そして、ダブルスの成功に大きく貢献している人物がいる。そう、47才にしてATPツアー優勝を決めたジョン・マッケンロー。ダブルスをこよなく愛し、去年のダブルスの泥沼劇に心を痛めていたジョンが立ち上がったことによりさらにダブルスが注目されるようになった。ジョン以外にも、パット・キャッシュも、今年のチェンナイでATPツアーのダブルスに出場している。ゲームが短くなって、体力的に不安のある選手も戦いやすくなった。ATPのダブルス強化の効果は、少しずつではあるが、着実に表れている。

今週行われている男子のドバイ大会。第1シードのロジェ君、第2シードのナダル君をはじめ、シングルスにも出場しているたくさんの選手がダブルスに参加した。ロジェ君はもちろんアレグロと組んで出場、1回戦では2004年のダブルス王者、ノウルズ&ネスター相手に大善戦。最後ファイナルセット6-10で負けてしまった…惜しかったねぇ~!!あとちょっとだったのにな…しかしあのノウルズ&ネスターに対して、すばらしい戦いだった。このドバイが半年ぶりの復帰戦となったサフィンも、ダブルスに最初エントリーしていた。パートナーのエルアノーイの都合で(ですよね…違ってたらすいません)直前にキャンセルになってしまったけど、半年ぶりの実戦でフィジカルの不安を抱えている状況でダブルスエントリーという姿勢だけでも十分すばらしい。


たしかに、現行のルールに不満を呈する人はいる。現役時代熱心なダブルスプレーヤーだったUSTAのRebecca Leamelは、「ダブルス選手にフェアじゃない」としてこのルールに反対している。

アマチュアでテニスを頻繁にされる人でも不満な人は多いでしょう。デュースの後2ポイント連取というルールによって生み出される微妙な駆け引き、心理戦が突然シャットアウトされることは彼らにとって許せないことなのかもしれない。

でも、私は今のルールに賛成だよ。これなら、体力的な負担も少ないし、何よりたくさんの選手にとってダブルスの垣根が低くなる。いろんな選手が参加することによって、より活性化される。人気選手が出ることで観る人も増えて、関心も高まり、ダブルスのおもしろさが広く伝わる。日本でもテレビでダブルスを見られる機会が増えるかもしれない。

テニスを普段しない奴がえらそうに、て思っている人がいるとしたら、そりゃちょっと情けない思考ですぜ。スポーツは、プレーする人のためでもあるけど、見る人のためのものでもある。野球を観る人の90%は、野球なんかしたことがない人ばっかりでしょ。

閑話休題。長くなりましたが、最後に私のひそかな願いをこそっと書いて終わりにしよう。

誰でもいいからグランドスラムでシングルスとダブルス同時優勝して欲しい。

やっぱ一番近いのはロジェ君かなあ。もちろんナダル君がやってくれりゃそれが一番だけども、…まあそれには当分時間がかかりそうだしな…今はシングルスだけでかつかつだしな…。

アレグロはこう言っていた。「ロジャーみたいな選手は今後100年はみることはないだろう」。

100年に1人の存在なら、シングルスだけしかしないのはもったいないじゃないか!彼が活躍できるのは長くてもあと10年くらいでしょう。その限られた時間、シングルスだけでなく、ダブルスでも、もっとたくさんコートでの君の姿をみせておくれ。グランドスラム単複優勝は、最近では96年にカフェルニコフがローランギャロスで達成してますね。カフェルニコフにできてロジェ君にできないはずがぬぁい。あ、でもローランギャロスはだめじゃ。

といってもさすがのロジェ君もウィンブルドンはシングルスで手一杯だろうから、プレッシャーがそれほどなさそうな全米とか、どうかなあ?ぜひぜひアレグロと組んで全米単複優勝する姿を見てみたい。…あ。しかしそうなるとシングルスアンディが優勝できない…うーん…それも困るな…。

私はシングルスとダブルス両方する選手が好きである。その最も一番手であるミルミルことマックス・ミルニーが、ダブルス選手が揃って反対していた中で新ルールについて語っていた言葉が、今も私の胸に深く刻まれている。

「やってみなきゃわかんないさ」。

まだまだシーズンは始まったばかり。やっていくうちにいろいろと問題点も浮かんでくるでしょう。場合によってはまたルールが変わることになるかもしれない。それもよいかもしれない。伝統を守ることも大切かもしれないけど、時代は常に動いている。それに取り残される前に、勇気がいることですが新しいことを始めるのも、時には必要なことではないでしょうか。とにかく、現場の選手や関係者の声をたくさん取り入れて、たくさんの人でとことん話し合って、少しずつでも発展していってくれることを切に願います。


去年ダブルス選手たちはATPに対して起こしていた訴訟を取り下げることを発表したようです。


関連記事
'We won't see a player like Federer in the next 100 years'(Rediff.com)
Doubles scoring changes an adjustment for players, fans(Sun-Sentinel.com)(リンク期限ぎれによりCourt Coverageより拝借)
Doubles case to be dropped this week(Chron.com)
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コメント
この記事へのコメント
>asukamura2002さん

たしかに同じ国でこんなに男女のスターが揃っているのだから、ぜひともホップマンカップにまた出て欲しいですよね。他の大会でもいいですが。シングルスの期待が大きすぎてなかなかダブルスをやるのは難しいかもしれませんが…。

試合前にも、レフティーとはあまりやり慣れてないから、ていうようなこともロジェ君言ってましたね。右利き選手とは違う難しさがあるんでしょうね…。今回は負けましたが、2人の本当の戦いはこれからですよね。ロジェ君にとってはやはり今年はRGが焦点のようですし…王者のことだからきっとすぐにナダル君対策をしてくるでしょう。恐い…とりあえずまた対戦できるように(ということは決勝にすすめるということなので)ナダル君にはこれからも勝って兜の緒を引き締めてがんばってもらいたいと思います。
2006/03/05(日) 18:19:54 | URL | さっち #-[ 編集]
Rogerはもちろん本人もいい人なんだろうけど、ホント周囲に恵まれてますね。去年のデ杯ダブルスもRogerは完全にアレグロの足を引っ張ってたらしい(笑)。彼はサフィンと組んで優勝したこともあるし、ヘンマンと組んだこともあるはず。Rogerファンが今一番見たいとおもっているのはヒンギスとのミックスダブルスです。来年ホップマンカップに出ないかなあ?

ところでラファ優勝しましたね!!復帰して2戦目、しかもハードでRogerを破っての優勝、素晴らしいの一言です。怪我を乗り越えての優勝ですから、さぞかし感無量でしょう。Rogerはラファのようなタイプが苦手なんだけど、これから少しずつ克服してくれるものと信じてます(笑)。
2006/03/05(日) 09:33:57 | URL | asukamura2002 #-[ 編集]
フェデラー&ヒューイットのダブルス観たい
>momoさん

男子はグランドスラムはシングルス5セットマッチだから、なかなか体力的に難しいでしょうね…しかし一番体力的にきつそうなローランギャロスで単複優勝したカフェルニコフはそう考えるとかなりすごいですね。

レイトンは昔はよくダブルスやってましたよね。最近でこそシングルスばかりですが。しかしロジェ君&レイトンのダブルスがあったなんて初めて知りました!たしかに…99年のウィンブルドンで3回戦(かな?R16)まですすんでますね。もう1回組んだりしてくれませんかね?やっぱりないか…。トップ選手同士のダブルスっていうのもなかなか面白そうですね。レイトン&コリアとか…絶対ありえない(^^)
2006/03/04(土) 18:29:15 | URL | さっち #-[ 編集]
シングルス&ダブルス同時優勝
こんにちは。
確かに男子で両方に勝てる選手って、なかなかいませんよね。
レイトンは全米の、ダブルスとシングルスのタイトル持ってるけど、同時じゃありませんでしたしね。第一、フェデラー様がいるからシングルス優勝は難しいだろうし。
「シングルス準優勝・ダブルス優勝」なら可能性ありかなーと、こっそり思うのですが。
しかし、何年か前のウィンブルドンの、フェデヒューダブルスってどんな感じだったんでしょうねぇ。ちょっと見てみたいです。
2006/03/04(土) 11:07:08 | URL | momo #-[ 編集]
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