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今週の大会・のこったのこった!インディアンウェルズ
2006年03月08日 (水) | 編集 |
今年で30周年


Pacific Life Open(カリフォルニア・インディアンウェルズ/ハード)

男子は今年初めてのマスターズシリーズ、女子ではGS以外では最大の、といってよい(少なくとも同じティア1の東レよりは大きいだろう)インディアンウェルズ大会が始まりますね。といっても今は予選で、女子は水曜、男子は金曜からそれぞれ本戦が開始されます。

このインディアンウェルズについては、特にこの1年間大変な紆余曲折があり、大会がなくなるという最大の危機に見舞われていました。しかし先週、なんとか、どうにかやっとこさ!この地での存続が決定しました!おめでとう~。んもうパサレルさんを始め大会関係者はもう今ごろどっと疲れて気が抜けちゃって大会運営どころじゃないかも(^^)。

というわけで今回はその大変だったインディアンウェルズのサバイバル話をちょっと詳しく。先日ラスベガス大会のことを書いたときにちらっと触れたけども、日にちがたってようやく概要がつかめてきたのでちょっと書いてみます。…とはいってもやっぱりかなり込み入った話でつたない英語力で読んでいるので、ところどころ間違いがあるかもしれませんので、その際はぜひご指摘ください。


ちょうど一年前、このブログでインディアンウェルズ大会の生い立ちをいろいろと記述した。「インディアンウェルズ物語」な~んて呑気なことを書いていた私だけども。…しかしちょうど一年前に書いた記事をこうやって見返してみるとなかなかおもろいなあ。かなりわかりやすくこのインディアンウェルズ大会の歴史が書いてある。私にしてはかなり上出来だ(自画自賛)。その1年前の記事は下にリンクしてあるので興味ある方はどうぞ。しかしまだ当時はそれほど知識もなく、知らなかった。ちょうど一年前あれを書いていた頃から、この大会は消滅の危機に瀕していたらしい。

この大会は、この大会のために作られたといってもいいPM sports managementと、IMGが所有権を50%ずつ持っていた。そのIMGの権利を買いたいと、数百万ドルを提示してきたのが、中国の上海とドーハ。きいっ、また中国…TMCも持っていってるくせに今度はAMSときたか。むかつく…。ちょっと景気がいいからってすぐこれだ。欲張りめ。

閑話休題。ドーハや中国に大会を奪われないためにはそれ以上のお金を用意する必要があった。そこでアメリカは、インディアンウェルズに大会を守るため、史上最強ともいえるタッグを組むことになった。 
PM SPORTSのマネージャーでもありこの大会の創設者であるCharlie PasarellにRaymond Mooreに加えて、新たに投資家リストに名を連ねたのは、Tennis Magazineのオーナー、そしてUSTAの会長のFranklin Johnson。それに加えて、ピート・サンプラス、クリス・エバート、ビリー・ジーン・キングのレジェンド3人である。

サンプラスの思い

実際サンプラスとキング夫人とエバートがどのくらい資金を投じたのかは知られていないが、サンプラスは最近WTTに参加することを決めたばかり。そして今回は投資家としてアメリカテニス界に貢献することとなった。

「選手として、ここにはたくさんの思い出がある。今回オーナーとして参加するのは、その感謝のつもりだ」。「この大会はグランドスラムを除けばすでにもう最も大きな大会だけど、もっと大きくなれると思っている。それには、このインディアンウェルズより最適な場所はない」。

インディアンウェルズ市の奮闘

インディアンウェルズは、人口4千人の小さな市。この地にとって、このテニスの大会は町の統治に欠かせないものだ。この市で行われるゴルフの大会と、映画祭、音楽祭の3つを合わせてだいたい29万人。そして、Pacific Life Openが開催される2週間での観客動員数は、1つのイベントだけにもかかわらずおよそ28万人。街の活性化、知名度アップ、経済効果は140万ドルにのぼるとも言われる。この世界のトップ選手が集まるテニスの大会は、市にとってなくてはならない重要な産業なのだ。絶対に手放したくないという気持ちはなみなみならぬものがあったであろう。

大会存続のために市も対策に乗り出した。先週の市議会では、大会が行われるIndian Wells Tennis Gardenに隣接する27エーカーの土地を、PM sportsから1500万ドルを投じて買うことを決定した。そしてそのお金は大会の借金の返済に使われるそうだ。

「インディアンウェルズにとって本当に重要な一日になった」。市長のEd Monarchは電話でコメントした。「ここは砂漠の中の小さな町。この大会は我々にとって心のよりどころなんだ。大会がこの市からなくなるなんて、それはまさに悲劇だ」。

IMG、USTAの協力

なんといってもこのサバイバル劇の一番鍵を握っていたのは、権利の50%を持っているIMG。IMGの創始者であるMark McCormackが2003年に亡くなって以来、会社の発展に力を尽くしてきたBob Kain、やTed Forstmann、その他IMGの幹部に、大会関係者でPM SPORTトップのRaymond Mooreは最大級の賛辞を送っている。ちなみに、このBob Kainは、サンプラスの長きにわたるマネージャーだそうだ。(今もなのかな?)「彼らは僕らが資金を集める間、辛抱強く待ってくれた。いつでも彼等は僕らに見切りをつけてドーハや中国と話をつけることが可能だったのに」。

USTAの存在も忘れてはならない。USTAの協力がなければ、この大会の存続は難しかったであろうと言われている。「アメリカ国内のインディアンウェルズでPacific Life Openを存続するのに一役買えて、とても誇りに思うよ」。会長のFranklin Johnsonは言います。「この大会は、わが国でのテニスの存在と地位を高めるのにとても重要なものなんだ」。

買収成功

そして、困難に困難を極めたこの生き残り合戦、先週火曜日についに、IMGから残りの50%の大会の開催権利をPM SPORTと大会側が買うことで、100%権利を保有することになり、このインディアンウェルズでのマスターズシリーズ、そしてマイアミとならんでWTA最大のティア1イベントの存続が決定しました!いくらで買収したのかというのは公表はされてませんが、およそ5500万ドルくらいではないかと言われている。「non-refundable deposit」で払った、と。ということは、これでドーハや中国はつけいる隙がなくなった、ということか。

ほっとひと安心

1976年からこの大会を育て、81年にもあった大会存続の危機も救い、男女共催という夢も実現しし、グランドスラムに次ぐ規模の大会に育てあげたCharlie PasarellとRaymond Moore。とくにこの1年はほんとうにつらいことの連続でした。「人生で一番辛い時期だった。この大会をここで続けられるかどうか心配でたまらなかった。眠れない夜が続いた」。

まさに「薄氷を踏む思い」だったのも一度や二度ではなかったというPasarellさん。あまりの心労で胃潰瘍にならないよう自分自身に言い聞かせていたそうです。

「でもRaymondはもっと大変だったと思う。彼は日々このことに携わっていたから」。「やっと楽な気分になれた。いい大会になるようにしたいね」。今この大会を一番楽しみにしているのは、このPasarellさんとMooreさんかもしれませんね。

チームワークの勝利

今回のインディアンウェルズのサバイバルレースは、まぎれもなく、PM SPORT、IMG、USTA、Tennis Magazine、地元の有志、インディアンウェルズ市、そしてテニス界のレジェンド、アメリカのチームワークの勝利だった。とかく個人主義と言われるアメリカだけども、「大会をこの地に存続させたい」という強い思いがみんなの心をひとつにした。

WTAのトップのLarry Scottは電話でのインタビューでこう言っている。「ひとつの大会の背後にこんなすごいオールスターラインアップは見たことがないよ。CharlieとRaymondの考えがいかに多くの人たちに支持されているかという証だと思う」。


そういうわけで、いろいろありましたが、無事にこれからもこのインディアンウェルズで開催されることが決まりました。しかも今年は大会始まって30周年の記念大会。最高の時期に最高の形で大会を開始することができました。

こういう話をおもしろいと思う人は少ないだろう。多くの人の関心は、選手のプライベートやゴシップ話。それもいいけど、しかし選手が活躍できてゲームができるのも大会があってのこと。ひとつの大会が開催されるには、いろいろな人の苦労や努力の上に成り立っている。そういうとこに目を向けるのは、結構おもしろいと思うけどね。そして、戦う選手たちにはぜひ、ゲームや相手のことばっかじゃなく、このような大会関係者の仕事や苦労に目を向けてほしい。引退したあと自分たちがこういうことに携わることになる可能性だって十分にある。サンプラスやキング夫人、エバートが、まさにそうなんだし。

そして、いいことって重なるもんだね。来る4月のデ杯2回戦アメリカVSチリ戦も、このインディアンウェルズで開催されることが決定。このPacific Life Openの第1回大会が開かれたMission Hills Country Clubで開催されます。いやーなんだかめでたい話だ。

いよいよ今日から女子の本戦がスタートします。ドバイに負けないくらいいい大会になるといいね!そしてGAORAの放送も楽しみにしたいと思います。

関連記事
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今日の一曲
California Love/2 PAC(Tupac Shakur) feat. Dr.Dre
あれぇ?このコーナーはグランドスラム限定じゃなかったか?…まあよいではないか。このインディアンウェルズはマイアミと並んで「プチグランドスラム」といわれている。だからこのコーナーもプチ復活してみた。ていうかカリフォルニアの大会だからこの曲を出したかっただけなのさ。だってカリフォルニアでグランドスラムってないので。この先続けるかは決めてない。

マニアックな曲で申し訳ないが、Hip Hop好きから言わしてもらえばこれは誰でも知ってる超常識みたいな曲なのさ。だから遠慮なく紹介させてもらう。これもう百回以上聴いたけど、いつきいてもいいねー。人気絶頂にあった2 PACにDre師匠の黄金コンビにロジャーがコーラスしてるっていうなんともぜいたくな、そしてすばらしい一曲。ただPVが、前置きが長くてなかなか曲が始まらないのがちょっともどかしいけど(^^)。ちなみに2 PACはもうこの世の人ではありません。惜しい人を亡くしたねまったく…。Dre師匠は今も元気です。エミネムと50 centの親分ですね。

Hip Hopという音楽の発展にとってもカリフォルニアはとても重要な場所です。カリフォルニアのインディアンウェルズを愛する人たちの懸命の努力が実を結んだ今のこの大会にぴったりの(と私だけが思っている)、カリフォルニア賛歌。(PVを見る


 
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