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ボルグがウィンブルドンのトロフィーを売る理由
2006年03月10日 (金) | 編集 |
今テニス界で一番ホットな話題は、なんといっても、ラインコールのビデオ判定の話かな。あれはまあマイアミ大会のときにゆっくり語るとして。今日は、ちょっと前に一番話題になっていたこの話。

もうみなさんご存じですよね。このおじちゃんのかわいそうな身売り話。いや違う。ウィンブルドン5連覇したときのトロフィー全部と、その1年目と5年目に優勝したときのラケットをオークションにかけちゃう、ていうお話。ウィンブルドンのトロフィーをこういう形で手放す選手は初めてだそうだ。おそらくこの先もあんまりいないっしょ。全部手放しちゃうのかな。5つあるわけだから4つ売って1つは手元に残しとけば?

…という冗談はさておき。

トロフィーと一緒に、その5連覇のときに使ったラケットも手放すらしい。1976年にナスターゼを破って初優勝、そして80年には史上最高の一戦と今も伝えられるマッケンローとの決勝戦、そこで使った2つのラケットも。最初と最後だけ選ぶってのがなんとも…。

「ウィンブルドン5回優勝という大変なことを成し遂げた象徴であるトロフィーを手放すのは、簡単なことじゃない」。「でも今の僕には長期にわたる経済的な安定が必要なんだ。そして、今が、このトロフィーやラケットを、コレクターや多くの人に評価されるにふさわしい場所に渡す一番いい時期だと思った」。

選手として輝かしい成績を残したボルグだけども、62のタイトルを獲得して27才で早く引退した後は不幸の連続だった。自身の名前をつけた衣料ブランドを含めた数々の事業はことごとく倒産、大きな借金に見舞われたのが1989年。スウェーデン政府からは追徴金を4万ドルとられ、自分自身も自己破産の危機にあい、その後97年には再び破産の危機にあってその後債権者から1万ドルの借金の返済をせまられた。プライベートでも、2度の離婚やコカインの吸入の告白。

15年間モンテカルロに住んでいたのも税金対策のためだろうけども、それは故郷のスウェーデンから離れることを余儀なくされた。今はストックホルムに住んでいて、スウェーデンの若い選手をコーチしたり、またテニスにかかわっているらしい。そして今やっている事業はうまくいっているらしいけども…。

かつての事業の共同経営者から、100万ユーロの損害賠償?よくわかんないけどなんか訴えられているらしい。それが今回のトロフィー&ラケットとさよならする決心をさせたのではいか、と言われている。

しかしいろんな報道を受けて、ボルグ自身は、今回のことを、「金のためではない」と反論している。
ボルグが言うには、ウィンブルドンの栄光を思い出させてくれるものはたくさんあるから、これらのトロフィーやラケットは、よりこれらを愛してくれる人にあげたい、と。

「たくさん勝ったしトロフィーはたくさん持ってる。全部を手元においておくわけにはいかない」。

…で、でもウィンブルドンの優勝トロフィーだよ…。

「ウィンブルドンは選手として一番大きな栄光だ。でも映像だって残ってるし、その記憶を確かめる術はたくさんある。でももし、誰も欲しくないんなら、持って帰るけどね」。

気になるそのお値段ですが、トロフィー5つで30万ユーロ、ラケットはそれぞれ1万5千ユーロくらいで売れるのじゃないかという予想が立てられている。

「それで得たお金をチャリティーに寄付することも考えてる」。

おいおいそんなお金もらっても誰も喜ばんて。さっき「経済的な安定性」て言ったじゃ~ん。金のため以外の何者でもないやん。たしかに生きていくにはお金が必要だ。過去の栄光や夢じゃ飯は食えん。極めて現実的なというか合理的というか、資本主義的な(?)決断ではあるんだろう。

テニスライターでボルグを良く知るRichard Evansは、かつてボルグが共同経営者たちと、日本へファーストクラスの飛行機で立つ前にモンテカルロで全員にシャンパンを振舞っている姿を思い出しながらこう言う。

「彼はまぬけな男なんかじゃない。とても賢く、すばらしい人物だ。だから今回のことはとてもびっくりだ」。
「彼はいろんなことを信じすぎた。間違った選択をして、それが悪い方向へつながった」。


ん~。私はボルグ世代ではないので今回のことを読んでもあまり大きな感情はわかないが…。

たとえば。

今ウィンブルドン3連覇しているロジェ君が20年後くらいにこれらのトロフィーを全部売っちゃう、なんてことになったら。

…やっぱありえねえ~。

んなことになったらやっぱやだなあ。でもそういうことなんだよね、今回のボルグのことって。30年前は誰一人思ってなかったよね、こんなこと。

ロジェ君は今回のボルグのことを見てどう感じているのかな…。

ボルグは先のドバイ決勝戦でコイントスをしていた。試合もみてたでしょう。今のテニス界をリードする、ナンバー1の芝のチャンプとナンバー2の土のチャンプのガチンコ勝負を、かつてその両方の王者だったボルグはどんな思いで見てたのかな…。「ice man」といわれたその表情の奥に隠されたボルグの心の奥底は…誰にもわからないものなのかもしれない。

まあロジェ君はさすがに2回離婚したりコカイン吸ったりはせんだろうけど、事業に失敗して大損する、ていうことは絶対あり得ないとはいえない…。もちろんトロフィーは優勝した選手のものだからどうしようが選手の自由だし、ボルグのウィンブルドン5連覇という輝かしい栄光の歴史が変わることはないんだけども、なんかむなしい気分は残る。

ロジェ君はこんなことにならないように、今のうちにいっぱい勝ってしっかり貯金しといてね…。

気になるそのオークションは、ウィンブルドンが開催される直前の6月に行われるそうだ。…どのくらいの値がつくのかな…ちょっと興味あるな…あんまり安いのはやだな…そして誰が落札するんだろ…。

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