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孤高の人
2006年06月02日 (金) | 編集 |
その瞳の中にあるものは

Justine Henin-Hardenne

@Yahoo!sports



Roland Garros

5日目

⑤Justine Henin-Hardenne 6-2 7-5 Anastasiya Yakimova(BLR)

今日6月1日は、エナンの24回目の誕生日。おめでとう。そして2回戦で登場しました。エナンの今回のウェアは、とってもいいですね。いつもエナンというとクールで紺とか青とかそういう感じの印象があるけど、今回はピンクを基調としているのがなんか新鮮でいい!シャツのデザインもなかなかかわいいし、ピンクのスコートもとってもかわいくてナイスなウェアだと思いました。

試合のほうは、今日は早く帰ってきたのでなんとか見れました。エラーがちょっと多くてそこをヤキモワにつかれた部分もありましたが、ショットが決まるとラリーではほぼ主導権を握っていましたね。いいときも悪いときもエナン次第でスコアが決まっていく、ていうか。でも19才のヤキモワもなかなか手ごわい選手だった。時折速い攻撃でエナンを追い詰める場面も何度もあり、ショットのスピードやコースもうまかった。これから伸びてきそうな選手ですね。


エナンという人は、不思議な雰囲気を持っている。同じベルギーのキム・クライシュテルスが、人懐っこく、誰からも愛される社交的なキャラクターなのと対照的に、エナンは、ストイックな、いつもなにかを思いつめているような、ときに自分の世界を形づくって人を寄せ付けないような雰囲気さえ感じるときがある。

「人は、私がフレンドリーじゃないとか、冷たいとかよく言うわ。でも違うわ。私はシンプルな生活を送ってる。私は普通の人間で、敏感で、周りのことにだって気を使う」。

エナンの瞳の中は、いつも同じ炎が燃えている。「初めて彼女と会ったときから、すでにその炎を見ていた」。10年来のコーチであるCarlos Rodriguezは、そう言う。その炎が意味するものは。

エナンが生まれる9年前、両親のJoseとFrancoiseは、3才になる娘のFlorenceをひき逃げ事故で失った。娘の死はエナン一家に深い陰を落とし、その9年後に、エナンが生まれた。2004年にMark Ryanは、著作「Justine Henin-Hardenne: Tragedy & Triumph」という本の中でこう書いている。「エナンは、死に別れた姉の亡霊といつも戦っているのかもしれない」。

エナンは、92年に優勝したジュニアトーナメントの賞金を使ってローランギャロスの決勝を母親と共に見に行った。今から14年前、エナンが10才の誕生日を迎えた5日後のことだった。そこで彼女と母親は、モニカ・セレスがファイナルセット10-8でグラフを破り優勝するのを目の前に、エナンは母に言った。「いつか私があそこにいる。そしてあなたは私がここで優勝するのを見ることになるでしょう」。

しかしそれは現実にはならなかった。母のFrancoiseはその後まもなく癌に侵され、 95年に亡くなった。母の死から数年後、乳児のおいが亡くなり、2001年ウィンブルドン決勝で敗れた後、祖父の死を聞かされた。

92年のRG決勝を見に来ていたエナン一家は、彼女と母だけではなかった。別のところには父と兄もいた。しかしエナンは彼らとはもはやコンタクトをとっていない。プロをめざす彼女にとって彼らはサポーターではなかった。

「別にどうってことはない。彼らのことを話せるわ。別に秘密にすることは何もない。私は自分の人生と、テニスの助けになる選択をした。家族が完璧である必要はない。彼ら(父、兄)とは今は会っていない。これが私の選択した道なの、私自身の人生を創っていくための。もちろん悲しいことだとは思う、でも、私は今の人生が幸せだし、自分の選択にも満足している」。

そしてそこで彼女が語るのをやめ、かつてロドリゲスさんが見た炎が彼女の瞳に宿った。それは情熱の炎であり、すばやく選択し、それ以外のものを全てシャットアウトし、受け入れない炎だった。


エナンの試合にはときに疑惑がつきまとう。2003年のこのローランギャロスの準決勝、セレナとの熱戦でサーブをしようとしたセレナに示したあやふやなnot readyのジェスチャー、審判に抗議するセレナに対してエナンはnot readyだったとは認めなかった。2004年の全豪、同国の永遠のライバル、キムとの決勝は、たびたび重要な局面でのラインコールで審判にかみついた。そして記憶に新しい今年の全豪決勝、1セット終わったところで体調不良を理由に棄権した。優勝したモレスモをたたえるよりも自己弁護に終始したエナンに非難の嵐が吹き荒れた。

仲の良かった子供の頃のままの関係でいられたらどんなにすばらしいだろうか。「別にお互い嫌ってるわけじゃない」。キムについてそう語るエナン。「ナンバー1になるという同じ目標に向かって一緒にがんばっていたあの頃と同じ関係を続けるのは難しい。でもお互いとても尊敬し合ってるわ」。

一方人当たりのよいキムは、「ジュスティーヌとはうまくいっているわよ」と言う。「ただし、それは同じ国の人間だからよ。姉妹みたいに振る舞っているわけじゃないわ」。

以前エナンのマネージメントの仕事をしていた人はこう言っている。「ジュスティーヌは、すべて自分の感情をストレートに、見たまま感じたまま、表現する。彼女は人気を獲得しようとは思ってない。試合に勝ちたいと思っているんだ」。

エナンは、「集団の中の一部」であることを良しとしない。それはかつて、女王に登りつめていくうちに同僚とたちと袂を分かち孤独な行動をとっていく様を批判されていたエバート、オースティン、セレス、グラフなどと同じものを感じさせる。

彼女には、やさしいだんなさんと、父親同然のロドリゲスコーチがいる。それ以上彼女に何のつながりを強いることができるだろうか。彼女が生まれる何年も前から、エナン家は身に染みて知らされていた。この世界がどんなに過酷で厳しく、かけがえのないものを奪い、それを守るためにどんなに懸命に努力してもなお、ほろ苦いものであるか、ということを。そしてその血を受け継いで生まれてきたのが、エナンなのだ。2004年にランキングナンバー1になり、3つのグランドスラムタイトルを手中にし、輝かしい栄光を手にしていたエナンは、その後ウィルスにそれを奪われた。一日14時間も横になる生活が続いた。「テニスがこれで終わりになると思ったかはわからないけど、以前と同じプレーヤーに戻れるかどうかは、心配した」。「この先どうなるのか全くわからなかった」。

もがき苦しんだ分、得たものも喜びも大きかった。13年前に母と一緒に来たフィリップシャトリエで、ローランギャロス優勝。しかし栄光の光がまだ冷めないうちにすぐにまた厳しい現実が待っていた。1ヶ月後のウィンブルドンは1回戦で敗退。「パリの後戦う準備ができていなかった」。

ESPNのMary Carilloは言う。「エナンは、体以上に大きなゲームをする。すばらしいエネルギーを持って。でもその代わり、オーバーヒートして壊れてしまうことも十分ある」。他の選手より体が小さい分、負担は大きい。あと何年続けられるのか。「それがとても気になっている。少なくともあと何年かはテニスが私の人生になるでしょう。でも、テニスが私の真の人生じゃない。母の死こそが、真の人生であり、今までで直面した、最も大きく辛い損失だった。テニスは、その他のことのひとつにすぎないの」。

私はキムもエナンも同じくらい好きだ。プレースタイルはややエナンが好きかなあという感じもするけど、キャラクターなどに関しては、どっちが、とかいうのは別にない。2人とも好き。しかし、自分の性格がより似ているのはエナンのほうだと思う。あまり人付き合いがうまくなくて、人見知りし、個人行動が多く、ときどき愚かな行動をとって人を怒らせる。でもエナンは強い。孤独を愛し、孤独に強く、いつも変わらぬ炎をその瞳に宿している。その信念の強さは私にとってあこがれだ。

関連記事
Williams 'hurt' by jeers(BBC Sport)
The Lonely Life of Justine Henin-Hardenne(Tennis.com)




今日の1曲
「Owner of A Lonely Heart」Yes


”See yourself
You are the steps you take
You and you-and that's the only way

Owner of a lonely heart
Owner of a lonerly heart
Much better than-a
Owner of a lonely heart
Owner of a lonely heart

Watch it now
The eagle in the sky
How he dancin' one and only
You-lose youself
No not for pity's sake

(自分の目で確かめろ 自分の進路は自分で切り開け おまえはおまえ 自分を偽ることはない

孤独な心の持ち主 そのほうがよっぽどましさ 傷ついた心の持ち主でいるよりも 孤独な心の持ち主でいるほうがいい

今こそ見るがいい 大空を独りで舞うイーグルの姿を 悲惨の中に自分を見失うな)”

聴く(PVを見る)←画像がきれい
YouTubeでも見れる


 
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