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クレーの試合を2倍おもしろく見る方法
2006年06月10日 (土) | 編集 |
土のコートは巨大なキャンバス

Ruben Ramirez Hidalgo

@Yahoo!sports


なんか思わせぶりなタイトル書きましたが。そんなに目新しい話じゃありませんので。今日と明日、あと2試合でクレーの最高峰ローランギャロスも終わりですね。2つの決勝戦を前に、ちょっと参考になりそうな記事を見つけたのでここに記してみることにする。これを踏まえて試合をみるとまた別の視点で楽しめそうだ。といってもクレーではよく知られていることであるのだが。 

「スライディング」。

野球やサッカーでもよく行われるこの動作。テニスにおけるクレーでのフットワークにも、この動作は欠かせない。クレーを制するには、このスライディングを制するというのが絶対必要条件になる。

「今までの選手の中で最も優れたスライディング技術を持っているのが彼だと思うよ」。マット・ビランデルは、クレーコートを制覇しているナダル君を称してこう言う。「彼はとても強い足を持ってるからね」。

今年の男子は22年ぶりに、ベスト4にトップ1~4シードがすべて残った。その中の第4シードのルビチッチは、ハードコートやカーペットが得意でクレーでの実績は比較的少ないが、彼のこのベスト4は決して驚くものではない。彼は、15才までずっと主にクレーで練習してきた。

「子供のころから馴染んでいるものは、やっぱり心地いいものだよ」。

つまり、裏を返せば、子供のときに馴染んでいないものを取り入れるのは大変だということになる。

「バランスを失って、前後に揺さぶられるような気分になっちゃうんだ」。アメリカ人のジネプリは、スライディングをする際の心境をそう語ります。ハードコートで育っているアメリカ選手にとって、このスライディングはとてもやっかいな技術になる。ナダル君やガストン君のスライドを見て、「彼らは10フィートくらいスライドしてる。僕はせいぜい3フィートだね」。

「僕は最悪なスライディングのいい見本だよ」というのは、このブログでもおなじみのアメリカ人の名コーチ、ブラッド・ギルバートさん。「いつもそのことで神経質になっていた。一番悪いのは、打った後のスライディングなんだ。止まって向きを変えることができないんだ」。

「僕がテニス界のコミッショナーだったら、ジュニアのテニスの90%をクレーにするよ。あの技術を学ぶ必要がある。しかも、若いうちに習得しないと、後々とても困ることになる」。

それは単に技術やバランスだけの問題ではない。その技を使うための筋力が、問題なのである。

「後になってスライディングを学ぶことも、できないことではない。でも、それには、筋肉の問題もつきまとうんだ」。女子でクレーで一番の実力とスライディング技術をもつエナンの長年のコーチであるカルロス・ロドリゲスさんはそう言う。

「足、特に下腿の筋肉がその技術の習得にとても重要な要素を占める。ハードコートプレーヤーがよくクレーの試合で痙攣を起こすのを見るよね。フットワークが基本的に違うんだ。ハードコートでは、常に動いていられる。でも、クレーでは、完全に止まって、そしてまた一から機械のようにスタートしなければならない。それには、大変なふくらはぎと足の筋力を必要とする」。

スライディングを長く、上手に使うには、同時に「速く」なければならない。走るのと、スライドするのとでは、ちょっとスライディングのほうが時間がかかりそうに思えるけども、実際は、エナンやナダル君のような選手がやると、それは時間の節約になる。

「全てリカバリーの問題なのさ」。ロドリゲスさんは語る。「ボールに向かって走って、打って、その後スライドして、止まって、改めて別の方角へ向かう。ボールに向かって正しくスライドしたら、打った後に向きを変えて動く準備をしていなければならない。時には打つ前からそうしなければならない」。

ただし、スライディング技術を使わないでクレーを制した人もいる。それが、アンドレ・アガシ。彼はスライディングを極度に嫌って、ステップをちゃんと踏めるようにグラスで履くような靴をクレーで履いていたという。ジミー・コナーズもクレーでのスライディングをほとんどしなかった。「彼はステップしかしないから、土の山がいたるところにできるんだ。そのせいでボールがイレギュラーしてしまうことになる」。ビランデルが語る。

じゃあ、今までの最高のスライディングを持っていた人は誰ですか?と聞くと、いろんな答えが返ってくるが、女子で多い答えは、ローランギャロス3回優勝のアランチャ・サンチェス・ビカリオ。男子では、ビランデルやボルグ、ビラス、José Higuerasやブルゲラなどの名前が挙がる。

変わったところではこんな答えもある。

「Martin Jaiteだよ」というのはギルバートさん。チリの選手で、80年代と90年代初めに活躍した選手らしい。「彼は信じられないようなスライディングの軌跡を描くんだよ」。

「Onny Parun」という聞き慣れない名前を挙げるのは、49歳にしてダブルスでがんばっているナブラチロワ。「歴史を通じて一番のスライダーは、Parunよ。聞いたことあるしら?」ありません。

「ニュージーランドの人よ。彼はどんなところでもスライディングするのよ。クレーはもちろん、グラスでも、ハードコートでも。グラスのコートに行ったら、ついさっきまで彼がここにいたってわかるのよ。そこらじゅうに跡が残ってるから」。

最近ではそのParunの跡を受け継いでいるのが、キムと言えるだろうか。彼女は、お母さんが体操の選手だったという遺伝的素因をフルに生かして、ハードコートでも見事な開脚を披露している。

そして、ナダル君をはじめとするそういったクレー巧者は、その技術をハードコートでも生かそうとするが、それには怪我という大きな不安が常につきまとう。「見ていてとても恐いよ」ビランデルは言う。「ナダルやキムやマイケル・チャンみたいな足の筋力を持つ選手だけにしか勧められないね」。


私はこの記事を前もって知っていたので、これを踏まえて昨日のナダルVSルビの試合を見たんだけども、たしかに2人とも、スライディングやってるやってる!(笑)。しゃーっとすべって、止まって、また動いて、しゃーっとすべって、止まって、…。おもしろいなあ。上手だなあ。あまりに彼らが自然にやっているから見過ごしてしまいがちだけど、あれがアメリカ人は苦手なのか…。今日と明日のエナンとクジー、ナダル君とロジェ君の決勝でもこのスライディングがたくさんみられるでしょうね。4人がしゃーっと滑る様を楽しみに見ることにしよう。

French Open Tennis: Slip sliding away: clay-court rhythm(International Herald Tribune)
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