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男女は平等です
2007年02月26日 (月) | 編集 |
ご無沙汰していました。ずいぶんとさぼってしまいました(笑)。なんだか最近疲れてしまって、書く気がおこらなかったもので。。。もちろん大会やいろんな情報にはちら~と目を通していましたが。アンディダービーも気になっていました。それに、なんだかごえもんが空腹でへばっているみたいなので(この記事がごはんになっているらしい)、そろそろ何か書いてみることにしよう。

今日は、今テニス界で最も話題になっているこのことについて、触れて見ましょう。

ウィンブルドン、男女同額賞金に

今もっとも話題になっていることといえば、やっぱこれでしょうかね。去年からいろいろと物議を醸していたこの問題ですが、ついに、あの、天下のウィンブルドンまでもが、男女同額賞金に踏み切ることとなりました。全米や全豪などではもう当たり前になっているこの男女同額。ウィンブルドンだけは、いつまでも首を縦に振らずにいました。まあ今や女性の社会進出はとどまることを知らないし、ライス国務長官をはじめ、アメリカ大統領まで女性がなりそうな事態にまでなっているだけに、時代の流れには逆らえずとの判断なのか、ついに決断しましたね。

しかも、全仏は優勝者以外はまだ男女に差をつけるらしいけどもウィンブルドンは1回戦からすべて男女同額にするということのようです。つまり賞金総額も同額、ということで。やはり、他のグランドスラム以上に大きな存在感のあるこのウィンブルドンでこういうことが決断されたのは、大きなことだと思います。

ATPはこの決定を喜ばしいものだと声明を出していますが、相変わらず男性を中心に反対意見も根強いようですね。しかし、私は、今回のこの決定は非常に画期的だし喜ばしいものだと思う。

まあ他人がもらう金のことなどどうでもいいや、とあまり関心のなかったこの賞金問題ですが。反対意見の根拠の多くは、やはり、男女のセット数の違いにあるようだ。

かつては、私も、たしかにセット数を考えると男子のほうが賞金が多いのも仕方ないのかなあと思っていた。しかし、やはりその考えは間違っていたと、最近になって思うのだ。

たしかに3セットマッチの女子に比べて、1回戦からすべて5セットマッチの男子の試合は過酷を極める。そして実力も女子より伯仲しており(1位を除いてだけど)、接戦も序盤から多く、ボールの速さやスピードなどプレーのレベル自体は男子のほうが上なのは明らかだ。

しかし、それだけでことを決め付けてよいものだろうか。

女性には、男性にはない苦労が、いっぱいある。

第一に、女性には妊娠、出産という問題がある。結婚して、あるいはしなくても誰かと恋愛して、妊娠した場合、出産ということになれば女性は選手としての生活を中断しなければならない。それも1年以上も。それが同時に選手生命の終わりを告げるものになるかもしれない。復帰するにしても、一旦やめていたプレーを復活させるのは至難の業だ。出産せず堕胎するとなっても、それはそれで、身体的にも精神的にも大きな傷を負う。

それに関連して、女性は1月の間にホルモンバランスが大きく変わる。卵胞期と黄体期では体の中が全く違う状態になる。それによって体調だって大きく変わる。そして、月に一度、必ずやってくるものがある。こういう話はあまり品のいいものではないし女子選手がそういうものにどうやって対処しているのか誰も話さないし知らないけど、私の体の中に起こっていることが彼女らの体にも当然毎月起こっているということを考えると、それをコントロールしながらああやって試合に出続けるというのはとんでもなく大変なことだと思う。男どもにはそういう苦労は絶対にわかりはしない。

ジャンルは全く違う話だが、先日の世界最大の音楽祭グラミー賞を見ていて思ったことがある。今年のグラミー賞は、カントリーのディクシー・チックスが主要4部門のうち3部門を独占して、カントリーのアルバム賞もとって、5部門ノミネートすべて受賞して、まさにディクシー・チックス一色だった。私はメアリーを応援していたので激しく残念だったんだけども(^^;)、ディクシー・チックスの受賞は、あることを考えさせられた。

ディクシー・チックスは、2003年にブッシュ大統領を公然と批判してアメリカ全土から袋叩きにあった。当時アメリカは9.11テロの報復に燃えていたからイラク戦争に踏み切ったブッシュ大統領には追い風が吹いていた。その大統領を否定した彼女たちには当然向かい風が吹いた。その風当たりはひどいものだった。不買運動、ラジオでのオンエアー拒否、アーティストとして窮地に追い込まれたディクシー・チックス。

…そしてあれから3年たった今。人々はイラク戦争が間違いだったと悟り、今やブッシュ大統領はあらゆる方面から非難されている。ディクシー・チックスの主張は間違いではなかったのだ。今回のグラミー受賞は、周りの出来事に流されず、信念を貫いた彼女たちに対するアメリカの贖罪の気持ちもあったのではなかろうか。

つまり、音楽とは、そのメロディーや曲そのものも大切だけども、それ以上に、その人が背負ってきた人生や、信念とか、そういうものも含めて評価されるものなのだ、と。

それはスポーツの世界にだって言えることだろう。そのスポーツに対する姿勢、信念、努力、そういうものも含めて評価するべきであり、そういうことも考えたときに男子と女子に差があるだろうか?それを、単にセット数が多いとか試合がきついとかそういう理由だけで差をつけたがるのはいかにも短絡的で浅はかな考えだ。フェデラーがモレスモやシャラポワよりすばらしいと、誰に言えるのか。

男子のテニスのほうがすき、という人たちは賞金同額に否定的な人が多い。たしかに女子より男子のほうがパワーもスピードもある。男性と女性には体格や筋力的に生物学的に差があるのは当然のこと。それをもって評価の対象にすること自体がまずナンセンス。男子のマラソン金メダリストが女子のマラソン金メダリストより素晴らしいと言っているのと同じことだ。タイムが圧倒的に男子のほうが上だからね。そんなこと言う人はいない。でも男女の賞金に差をつけるべきというのは、それと同じことを言ってることになる。

たしかにお金はすべてではない。しかし、彼らは「プロ」だ。プロである以上、お金というのは大切な評価の指標だ。野球選手が契約更改で何度も保留するのは、ただお金を欲しがっているというのではなく、評価されたいのであって、認められたという証が欲しいのだ。女子選手だって、男性と同じであるという証が欲しい。女子だって男子と同じくらいがんばってきたのだ。キング夫人をはじめ女性選手はみんな今までそういう思いで闘ってきた。それがついに認められた。これは本当にすばらしいことであり、喜ばしいことだ。

というわけで、今回のこの決定は女性の社会的地位がまたひとつ認められたということで、私としては大変うれしいものである。私はATPも好きだけど、WTAもとっても好きだ。ここには女子のことをあまり書かないのは男子のテニスのほうが好きだからではなく、私が女だから男が好きだからという理由なのだ(なんちゅう理由だ…)。グランドスラムなんか、誰かさんのひとり勝ちの男子より女子のほうがよっぽどおもろいし(--;)。

ま、そういう理由で女子のことはこれからもあまりたくさんは書きませんが、共催のインディアンウェルズやマイアミではまた男女ともお届けする予定です。男に負けるな!女子もがんばれ!…男子もね…(いい加減誰か王者を倒してよ~)


Staid Wimbledon ditches tradition: Women to get paid same as men(AP)
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コメント
この記事へのコメント
気になる全仏
>のびたさん

私も賞金がどこからくるのかはよくわかりませんが、おそらくスポンサーからのものが多いのではないでしょうか。入場料はたぶん大会側の収益になるのでは…?

人気という点では、むしろ女子のほうが男子よりもある、という面もあるかもしれません。日本なんて明らかですし。といってもAIGではどう見ても男>女でしたが。だとしてもAIGで男子のほうが女子より賞金を多くすべしとも思えません。人気というのがその選手の価値を決めるものでもないですし。ダビデンコややルビチッチなどが、いい例だと思います。

全仏は今回の流れを受けてひょっとして総額も一緒にするかもしれませんね。優勝者だけ一緒で他は差をつけるのではなんか中途半端ですしね。ていうかもう私は全仏は賞金のこととかどーでもいいです…とにかくナダル君が王者の優勝を阻止できるかということしか眼中にありません(^^)
2007/02/26(月) 21:54:22 | URL | さっち #jQoqE9no[ 編集]
賞金って、どこから出てくるのでしょう?
大会スポンサーからが多いとは思うけど、
もしかしたら中には入場料収入もあるんじゃないかと思います。
とすれば、男子プロと女子プロで入場者の人気が違うってことはないのでしょうか?
あってほしいわけではありませんし、あると思っているわけでもありませんが、
ちょっと気になったもので。

わたしは働いていますから、お金をもらうに当たっては男女の差別はしてもらいたくないです。
全仏がまだ差別あるっていうのも、変わっていくことでしょうね(期待しています)
2007/02/26(月) 20:11:54 | URL | のびた #T5DPT7Jo[ 編集]
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