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女王の美学
2007年04月01日 (日) | 編集 |
優勝おめでとう

さくらじゃありません

Serena Williams

@Yahoo!sports

女子 決勝

⑬Serena Williams(USA) 0-6 7-5 6-3 ②Justine Henin(BEL)

…すごい写真だ…(^^;)セレナの写真ってインパクトあるねえ~。おもしろ~。ついつい使ってしまう。いやーそれにしても、すごい試合でしたね。といっても中継を見られたわけではないのだが。最初の0-6って…。

セレナが1つゲームをとるのに、実に39分かかりました。第1セットのセレナは、マリアちゃんや他の選手と戦ったときの力強いストロークは影をひそめ、エナンの多彩な攻撃にバランスを失い、もがき苦しむ時間帯でした。ミスの数は増える一方、イライラは募り、ラケットを放り投げ、声を上げて自分に苛立つ。今週初めてといってもいいセレナの苦悩する姿でした。それだけ、エナンの充実度がすばらしかった、ということでしょう。

「こんなに早く負けたくない。せめて1時間はつづけなきゃ」。
もっと自分はできるはず、もっとエラーを少なくして、プレーのレベルを上げなくては。もがくセレナを救ったのはお客さんの声でした。その中にはNBAのマイアミヒートのガードを務めるDwyane Wadeの声もあった。…てことはこの人はセレナのボーイフレンド、なのか?よく知らないが。ただの友達なら家族席には座らんしな…。

「私がミスをしたとき、会場全体が、”あぁ~ぁ~”とため息をつく声が聴こえた。お客さん全体が、ひとつのボールの行方にひきこまれ、熱中しているようだった。それはすばらしい瞬間だった。あぁなんて楽しいのかしら、と思ったわ。そして戦い続けることができた」。

そして1-1から先にブレイクを奪うものの、エナンにブレイクバックされてまたもやリードされてしまう。そしてエナンのサービス・フォー・ザ・マッチ。このリーチをかけたときのサービスゲームってのが…曲者なんだよな…しかしエナンは順調にポイントを重ね、40-15、2つマッチポイント!

実はこのへんスコアを何気なく見ていたんだけど、もうここまで見て「あーエナンの優勝かあ」と思って画面を閉じてしまいました(笑)。そして少し時間がたって、「どりどり」とエナンの優勝シーンでもみよかね、と画面を開くと…まだやってる!しかもセレナが2セット目とってファイナルセット3-0!?ぎょえぇ~っ。まじでびっくりした(^^;)

いやはや、セレナがあの2つのマッチポイントをひっくり返すとはね…そしてエナンは転んでしまって足をすりむいてしまいました。捻ったとかそういうのじゃなさそう?しかしその後6ポイント連続で失ったエナン。そしてつかみかけた勝利ももはや遠くへ行ってしまったかに思われました。セレナがファイナル3-0になったときも、1分以上コートに座り込んだまま、いつリタイアするかを決めかねているように見えた、とのこと…。

しかしエナンは立ち上がりました。そしてこちらも逆境に強いエナン、それから3-3に追いついちゃった!ぎょえ~。しかし、そこからセレナが2ゲーム連取して5-3、今度はセレナがサービス・フォー・ザ・マッチ。しかし…やっぱり曲者のこのリーチしてのサービスゲーム、ここでエナンが0-40と追いつく大チャンス!どこまで粘るんだこの2人は…

しかしやはり今日はあの1セット目にあのマッチポイントを2本逃れたセレナの粘りが上だったということでしょうか。最後はそこから一気に5ポイント連取、マッチポイントも1回で決めました。最後は得意のサーブがバックサイドぎりぎりに入り、決まった瞬間は判定に戸惑っていたようなセレナでしたが、優勝を確信すると、破顔一笑(^^)、いままでの苦しみを一気にかき消すようなすばらしい笑顔で勝利をの喜びを表しました。

「彼女はファイターよ」。あと一歩で勝利を逃したエナンが今回は潔く敗北宣言です。「セレナ相手に試合を勝利で終わらせるのは、本当にタフなこと。彼女はあきらめないから。セレナは本当にチャンピオンにふさわしい人物であり、そこが他の選手と大きく違うところなのです」。

そのチャンピオンのセレナ。「劣勢でうまくいっていないときは、私の中のもう一人がよくなるのよ。チャンピオンになる人はみんなそういうところを持っているものだと思う」。


今回の決勝と似たような状況は2001年にもありました。姉のビーナスが、8回あったカプリアティのマッチポイントをはねのけてこの大会優勝。そのときセレナは観客席でそれを見ていました。

セレナとエナンの対戦は実に4年ぶり。こんなに間が空いたのもセレナが怪我もあり興味がテニスからややずれていた時期もあり…しかしこうやって第一線に戻ってきたセレナ。エナンも、全豪の欠場からツアーに復帰してきました。

2人の対戦というとどうしても2003年のフレンチオープンのことを思い出してしまうとこの間書いたけど、あれはもめたのはライン判定じゃなかったね。今思い出した。エナンがセレナがサービスをしようかというときにまぎらわしい仕草をしてどうのこうの、ということでもめたんだっけ。んで何故だか忘れたけどお客さんがエナン側についてしまった。エナンはパリでは絶大な人気あるもんねー。セレナを観客みんなで悪者扱い。ひどい雰囲気の試合だったなー。あれは準決勝だった。

でも2人とも、特にセレナはそのことはもう水に流して、今はお互い尊敬しあっていい関係でいるようです。その証拠に、2人とも、去年から試験的にWTAで導入されているオンコートコーチングを一切使いませんでした。

試合中のコーチングについては元来は男女とも絶対禁止であるにもかかわらず、特に女子では試合中にこそっとコーチングを受ける選手が多いことが問題になっています。特にマリアちゃんなどは、何度コーチングで注意されたか…そしていざ合法なコーチングが導入されると、「テニスは一人でやるもんだ」なんていうんだから困ったものだ。

セレナはコーチングの導入については比較的柔軟な対応を見せているようで、相手が使ったときは自分も使う、という感じで父親を呼んだりしていたようでした。エンターテイメント性を高めるためにある程度は必要だなものだと認識しているたからです。今大会でもお父さんと試合中話している姿がありましたね。しかし、この試合、自身キャリアで今まで3回しかなかった0-6というスコアで絶体絶命のピンチだったにもかかわらず、セレナが父親を呼ぶことはありませんでした。

「私は全身全霊で戦っている最中だった。それはゲームにおける美学とも言えるもので、自分自身で作り出さなくてはならない。6-0で1セット失って、マッチポイントを2回握られて、それでも挽回できる。私は、コーチの手を借りず、自分だけの力で、やれると思った」。

「私にとってテニスとはまさにそういうものよ。他の誰でもなく、相手と、自分自身、2人の戦いなのよ」。

エナンは言う。「他の選手もあまりこのシステムを使っていないように思う。ランキングがそれほど高くない選手には必要なのかもしれないけど、最終的には選手を助けることにはならないのではないかしら」。

昨年引退したアガシが、こんなことを言っていたそうだ。
「選手は、たった一人で放り出される」。
「僕らがするスポーツは、自己解決が必要とされるものなんだ。時には理性を超えたところで、それが求められる。そこには、人生の縮図がある。自分を信頼し、自分自身を駆り立てることを学ぶ場所なんだ」。

よく、試合にその人の育ってきた人生が投影される、という言い方をする。大げさかもしれないが、それは当たっていると思う。試合を通じて、その人の生き様や、生い立ちを垣間見ることができる。それは、プレーそのものだけではない。相手への敬意、プレーの合間の仕草、観客や審判、ボールパーソンへの対応、何気なくとる行動のひとつひとつに、それは表れる。

セレナも、エナンも、決して順風満帆な人生だったわけではない。お互い、種類は違えど、それぞれいばらの道を通って来ているはずだ。そして、トップに上り詰め、そんな2人が出会い、様々なドラマを演じてきた。試合中は敵だけども、ともに厳しい世界で戦うという意味では同士のような気持ちでいるのではないだろうか。そして、かつては(エナンは今もだけど)トップに君臨したという、女王という意地と、プライド、そして相手への敬意が、他の人の介入を、一切許さなかった。そして、セレナは見事に自己解決に成功した。エナンも、最後まで諦めずに戦った。すばらしい決勝戦でした。やはりこういうライバルの存在って、いいですねえ。


…というわけで、女子は終了~。いやー今回もいろいろありましたね。女子はトップとそれ以外の力の差がちょっとある、なんて以前書きましたが、またちょっと変わってきましたかね。3回戦や4回戦で怒涛のように番狂わせがありました。若手も楽しみな人がたくさん育ってきたし、そしてセレナの本格復活!これで全豪がフロックじゃなかったと証明されましたね。セレナが戦う気持ちを取り戻してくれたことが本当にうれしい。こりゃ次のローランギャロスもひょっとすると…?エナンとしては2連続優勝中だし、なんとしても今日のリベンジをしたいところですね。あとはモレスモだな…地元のGS優勝は果たして…。
そしてヒンギスの奮起にも期待。かつてはセレナとしのぎを削りあったヒンギスも、セレナに負けずに勝ちあがってきてほしいですね。あとキムは何大会出るのだろう…ほんとにローランギャロスは欠場するんかなー。
女子は、次回お送りするのは、そのローランギャロスです。…あぁもうローランギャロスがやってくるのか…全仏と思っただけで胃のあたりが…まぁ女子はね…そこまで一人に強い思い入れがある選手がいるわけでもないので、いいんだけど。

Williams rallies, beats Henin for Sony Ericsson title(AP)
Serena solves Henin, on her own, in final(ESPN)
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