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シンプル・イズ・ベスト
2009年05月21日 (木) | 編集 |
私はナダルくんが大好きだけども、ある時期からあまりナダル君のことを書かないようにしている。それは、…あまりに思い入れが強すぎるから、書いてるとなんだか気が狂ってきてはちゃめちゃなひどい文章になってしまうからだ(それはいつものことだけど)。実際過去に自分が書いたものを見返すととんでもなく無様で全部消去してなかったことにしたくなる。。。そんなアホな自分に嫌気がさして書くのをやめたりしたのだが。でもまあ全仏直前でもあるし、たまにはいいか。
というわけで、今回は久々にナダルくんの話。

このところウィンブルドン、五輪、全豪など土以外のサーフェスでの活躍が目立つようになり、クレーコートスペシャリストからオールサーフェスプレーヤー(造語)への脱皮に成功したといっていいわけだけど、その分クレーでのプレーが少なくなり、もともと得意なクレーコートでのプレーが今ひとつしっくりいっていない、と以前語っていた。たしかにモンテカルロはちょっとまだしっくり馴染んでない感じがありましたかね。それでも、クレーキングの実力は健在で、今年も、いつもと同じ大活躍してくれています。

ナダル君が勝つと当たり前みたいに思えてしまうけど、よく考えたらとんでもない記録なんだよね…モンテカルロ5連覇にバルセロナ5連覇、ローマも4回優勝、全仏も4連覇中…さすがのブラッド・ギルバートさんも自身のサイトで、「こんな奴みたことねぇ~」とあきれている。

なんでこんなに強いのか?フェデラーもジョコビッチもなんであんなにがんばっても勝てないのか?
ナダルくんのこのクレーでの強さについて、今まで様々な分析がなされてきた。トップスピンの回転の多さ、左利きであること、強靭な体力、筋力、フットワーク、そして鋼のように強い精神力、などなど。

…そしてたどりついた結論:人間ではない。

おそらくそれらのいろんな要素の積み重なりなんだろうけども、私が思うにナダル君のクレーでの強さのもっとも大きな要因は、もっと単純な、シンプルなところにあるような気がする。
そしてその答えは、いつもこのナダルくんに悩まされ続けている前王者のフェデラーことロジェ君が思わずもらした一言に、凝縮されているように思うのだ。


かつてロジェ君は、ナダル君のことを、「彼のプレーはone dimensionalだ」と言ったことがあった。この言葉は、ロジェ君の心情を本当によく正直に表していると思う。
ではone dimensionalとは、どういう意味か。

ジョコビッチはこんなことを言っていた。「ナダルは、すべてのポイントをマッチポイントのように戦う。」
クーリエは4年前にこういっていた。「ナダルは、第1セットを取ろうが取られようが、全く同じ気持ちで第2セット向かってくる」。
そしてトニおじさんは。「彼はいつでも恐れている。負けることへの恐れを。1回戦でも、決勝でも、同じように。」

どんなポイントも、どんな試合も、どんな大会でも、同じ気持ちで臨む。プレースタイルや作戦は当然状況に応じて変えてくるけど、そういうとこじゃなく。
よく友人同士だと戦いづらいということを聞く。でもナダルくんがそういうことを言うってことはない。
相手が友人でも、全然知らない人でも、尊敬する先輩でも、関係なく、同じように敬意と警戒心をもって、戦う。
もちろん少しは違うだろうよ、それぞれの大会に対する思い入れや、相手の実力やランキングも様々。試合中すべてのポイントで全く同じ集中なんでできないし、中だるみや浮き沈みは必ずある。しかし、彼の場合、その変動というか、振れ幅が、他の人に比べてかなり少ないのではないだろうか。
ナダル君自身が言っていた。ゴンちゃん戦だったかなー。全豪で手痛い敗北を喫したゴンちゃんとローマ決勝で戦うことになって、リベンジですね~と質問されたとき、「リベンジとか関係ないよ。それぞれ試合はひとつずつ違うから」というようなことを言っていた。
以前まけたから、とか勝ったから、とか、彼にはあまり関係ないのだ。

ナダルくんの性格とか知らないけど、その人の人となりは、コート上によく表れる。ナダル君は、おそらく、コート外でも、あまり感情の起伏がなく、誰に対しても同じように接し、派手でもなけりゃネクラでもなく、おだやかな、フラットな人物なんだろうと思う。
そして同じことをするのに慣れている。家(ホテル)と試合会場の行き来を繰り返す単調な生活スタイルが、あまり苦痛には感じない性格なのじゃないだろうか。生まれたときから同じ場所、同じ環境で育ち、よそへ武者修行にいくこともなく、一緒に住む人も同じ。コーチも、ずっと同じ。彼女も同じ。遊び友達も同じ。同じだらけだ。引っ越しとかしたことあるのかな。

そういう感じで、試合中も、いつもおんなじ調子で戦ってくるから、気持ちや行動パターンに変化があまりない。それが、相手をいらつかせる大きな原因になっている。
激しく落ち込むこともなければ、怒りをぶちまけることも有頂天になることも笑うこともなく、ポーカーフェイスで、黙々とルーチン作業をこなす。ときどき喜びを爆発させることはありますが、そこはまあ人間である兆候かと。でも基本、何があっても同じ感じだ。そういう彼の気質が、延々と続く忍耐と根気が必要とされるクレーというサーフェスの特性に、ぴったりと合っているのだ。
変幻自在のテニスで相手を揺さぶるのが得意のロジェ君には、それが耐えられないのではないだろうか。
そして気がつくと、対戦相手がみんなカオスなことになっている。

これらのことを、one dimensionalというたった2つの単語で表現したロジェ君の言葉は、まさに真実を突いた一言であると、個人的には感じるのです。(まあ本人がそういう意図で言ったかはわかりませんが)

重要な局面でスーパープレーを連発するのは、彼がスーパーマンだからでも超人だからでもない。
「あぁどうしよう、これとられたらもうだめぽ~」というときに、どうすればいいプレーができるのか。
人間、いざというときこそ、普段やってることしかできない。特別な場面だけ特別なプレーなんて無理。彼にとっては、ふつうのポイントが特別なもの。だから、特別な場面が、ふつうになる。

私はナダルくんが去年No.1になって、今年どういう戦い方をするのか、少し心配だった。今までは、王者はフェデラーだった。フェデラーに勝つことが、彼にとっての勲章だった。目の前にぶらさげられたフェデラーというニンジンを追っかけていればよかった。でももうニンジンはない。これからは、自分自身がニンジンになる。この状況がプレーにどう影響するかと危惧していたが…全然なんも変わっとらん(- -)。それどころか、全豪まで勝ってしまった。本当に、変わらない人だ。

18才でクレーコートシーズンを制し、初めてローランギャロスに乗り込んだ。あれから4年が経ち、再び、ローランギャロスに乗り込んでいきます。ナダルくんを取り巻く状況はあのときからずいぶん変わったけども、彼自身は、全く変わらない。ずっと、同じだ。18才のあのころも、今も、そして、これからも。


今日の一曲
Chaos/Mute Math

これはほんとにいい曲、大好きです。ミュートマスはわりと最近(2006)デビューしたバンドですが、トワイライトのサントラに参加したこともあって、どんどん人気出てますね。日本でも人気上昇中です。去年につづいて今年もサマソニにやってきてくれます。「typical」の逆再生PVも話題になったけど、このChaosもアルバムの中でもひときわ存在感を放っていてファンの支持が高い一曲。このアップビートの疾走感あふれる中にもノスタルジックな雰囲気漂う感じが…もうたまらん。何度も聴いちゃう。


Complication's my claim to fame
And I can’t believe there’s another
Constantly just another
I can’t avoid what I can’t control
And I’m losing ground
Still I can’t stand down

I know you stay true when my world is false
Everything around's breaking down my chaos
I always see you when my sight is lost
Everything around's breaking down my chaos

困難が僕の専売特許さ また現れたなんて信じられない
次から次へと絶え間なくやってくる
コントロールできないものから逃げられなくて
形勢は僕に不利になってるけど
まだ身を引くことができないでいる

君は忠実であり続ける
僕の世界が偽りで何もかも混乱している時でも
いつも君の姿が見えるんだ
視界がさえぎられて 僕のすべてが混乱に陥っている時でも



MUTE MATH - CHAOS

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コメント
この記事へのコメント
一緒に応援しましょう
>nicoさん

こちらこそ、コメントありがとうございます!初めましてが続くのは、嬉しいものですね。
今でも変なやからに侵入されますがこれからはちまちま退治してきます(^^;)
ひとりよがりコーナーにもコメントいただき、ありがとうございます。ローランギャロス期間中も企画を練ってますので(実はこれをいちばん張り切ってたりして…いやもちろんテニスブログなので音楽は二の次にしなくては(笑))お楽しみに。

>Why change if you have perfect?"

…もうハートをぶち抜かれて卒倒寸前でありますi-237

こういう言葉が自然に出てくるのがナダルくんらしいですね。プレーの中身や身体は変化(進化)しても、大事なところは変わらないでいてくれる、そんな彼に拍手v-424

最近は以前ほどネットでネタを探すのがめんどうになってしまってあまりやってませんが、グランドスラム期間中は試合を楽しみつつ、なにかおもしろいものがあれば見つけて書いていこうと思います。
これからもよろしくおねがいします。


2009/05/22(金) 22:09:51 | URL | さっち #jQoqE9no[ 編集]
初めまして!
>あいこさん

初めまして!コメントありがとうございます。長くなってもOKですよ(^^)字数制限はありませんので。

ちょっと前はアンチフェデラー→ナダル応援、ていう人はたしかに多かったかもしれませんね。でも最近ロジェ君がちょっと調子を落としてきたり、ナダルくんがウィンブルドンを勝ったりNo.1になったりして勢力図が変わってきて、ファンの心情もいろいろ変わってきてますよね。
地球外生命体…i-179丸山薫さんに認定されてしまいましたからねえ~(マドリッドSFのとき)。ナダルくんからテニスをとったら、きっとたぶんどこにでもいるふつうのおにいちゃん、なんでしょうねー。そんな素朴なキャラと試合中の魔人ぶりのギャップに、私達はまたハートをわしづかみにされるのであります…。

いよいよドローも発表されて、秒読み段階ですね!ナダル君の初戦の相手はまだ決まっていませんが、誰が相手でも関係ない、ですよね!一緒に応援していきましょう。
2009/05/22(金) 22:00:33 | URL | さっち #jQoqE9no[ 編集]
祝☆復活
さっちさん、はじめまして
復活、本当に嬉しいです。ありがとうございます。

テニスネタは海外サイトで拾うので、日本のブログはあまり見ないのですが、
こちらのさっちさんワールドは大のお気に入りでせっせと通ってました。
今日の一曲もいつも最高で大好きでした!
だから再開される様子もなく、変なやからに汚され続けていたのをとても悲しんでおりました。
これからも勝手気ままに、無理せず細々と楽しんで書いてくださいね。
遊びにきたら、必ず足跡を残すようにします。
今後ともよろしくお願いいたします。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、私もナダル君狂です(笑)
以前読んだインタビューで彼はこう答えてました。
 
"Why change if you have perfect?"

素敵過ぎるよ~ナダル君v-238

2009/05/22(金) 13:47:48 | URL | nico #gHke2YW6[ 編集]
初めまして。あいこと申します。全仏、ナダルで検索してこちらにたどり着きました。私もナダルが大好きです。以前から名前は知っていましたが、昨年のWB決勝戦を観るまではどちらかと言うと強すぎるフェデラー(クレー以外)を倒して欲しいから、という視点からの応援でしたが、それ以前、以後ではBC/ADくらい(!)の差が私のなかにできてナダルファンとなりました。ナダルの強さについては記事中にもありますように、地球外生命体だと結論づける方もいらっしゃるくらい(笑)ですが、管理人様の考えになるほどなーと深く頷かされました。特に同じことを繰り返すのに慣れている、もしかしてあまり苦痛に感じないのでは、という件には思わず膝を打ったくらいです。それにしても随分と強くなったものです。去年の今頃はまだクレーキングという呼び名であったのに・・・。どこまで夢中にさせてくれるのか、こうなったらとことん狂わせてもらおうと思っています(笑)。長々と失礼しました。またお邪魔させていただきます。今年のRGも楽しみです。願わくば決勝での対決は今しばらくはフェデラー・ナダルであってほしいです。
2009/05/22(金) 10:56:14 | URL | あいこ #8iCOsRG2[ 編集]
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