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内助の功
2009年09月01日 (火) | 編集 |
ずっと一緒だよ

Sybille Bammer and family





Maria Jose Martinez Sanchez 6-4 1-6 7-6(5) (29)Sybille Bammer


「内助の功」という言葉があります。外で働く夫を影から支える妻の存在を称える言葉です。しかしかならずしもそれが女性である必要はない。

Sybille Bammerは、20才のとき、ボーイフレンドのChristopheさんとの間に子供ができました。
すでにプロテニスプレーヤーとして活動していた彼女。子供を出産後も活躍するアスリートは多いけども、テニスは個人競技であることや世界中を転戦するゆえの身体的な負担から、その両立は大変難しく、家庭かテニスかの選択を迫られることが多い。しかし彼女は迷わず出産を決意します。
「私には彼が一番の男性だとわかってた。だからもちろん、子供が欲しかったわ」。

ランキング238位を最高に妊娠のためツアーを休止した彼女。そして翌年、Tinaちゃんが誕生しました。その翌年も育児のために地元のオーストリアで静かに暮らしていました。もうプロとしてツアーに戻ることはないと、彼女自身感じていました。

しかしボーイフレンドのChristopheさんが、Sybilleがまだ21才であるという現実をちゃんと見ていました。もう一度トライしたければ、自分が仕事をやめて手伝ってもいいと、提案してくれたのです。

「たくさんの人にからかわれたわ」。Sybilleは当時を思い出します。だいぶ時代が変わったとはいえ、やはり女性が外で仕事をし男性が主夫をする、というのはまだまだ一般的とはいいがたい。しかも、安定した収入が約束される一般職ではなく、なんの保証もないスポーツの世界。
Christopheさんも、そんなリスクを背負わなくても今までどおり仕事を続けたほうがよいと、いろいろな人から言われたそうです。

そんな外野の騒音をよそに、Sybilleは2002年のチャレンジャーからテニスに復帰。当時、確実な収入は、自国から得られる母子手当ての月収500ドルだけだったそうです。
そんなだから当然コーチもヒッティングパートナーも雇えない。人件費を捻出できないため、「ひどいバックハンドの」ご主人が肩代わり。

その後数年間にわたって、大会から大会へとご主人が大活躍。すやすや眠るSybilleとTinaと、それにベビーベットにベビーフード、おむつ、そしてホットプレートまで載せてマイカーでひた走る。

ホットプレート…「(ホテルのルームサービスは)高くて手が出なかったからね」。

そして大会中はChristopheさんはころあいを見計らってTinaちゃんを乳母車に乗せて昼寝をさせ、妻の試合をじっくり観戦できるようにすばらしいタイミングで昼寝をさせる。その努力がどれほど大変なものであるか、他の選手も当然気付いていました。

そうこうするうちに大会でもコンスタントに成績を上げランキングも順調に上昇、WTAツアーにちらほら参戦できるくらいにまでなりました。
しかし、上位の壁は厚かった。WTAツアー出場し10連敗、ということもありました。
でも家族に支えられてがんばり続けて少しずつ、ランキングも上がり、WTAツアーに定着。2005年には、Pattaya cityで念願のWTAツアー初優勝を果たし、2007年は21位という位置でシーズン終了。その翌年ドーハの大会で当時2位のクズネツォワを撃破。彼女にとって一番の金星となりました。そしてその年の全米、つまりちょうど一年前のここで、グランドスラム初のベスト8入りを果たしました。
そして記憶に新しい先日のPragueでの優勝と、シンシナティでのセレナ戦の勝利。セレナにはこれで2勝負けなしです。

現在のランキングは29位。シードされてこの大会臨んできましたが、残念ながら昨日1回戦で敗れました。昨年QFだったから、ちょっと順位下がっちゃうかな~。

妻のために人生を捧げて働きづくめのだんなさんですが、妻のおかげで自分や子供もいい思いができている、と強調します。パリ、メルボルン…世界各国の動物園や公園、水族館、いろんな場所へ行って楽しむことも忘れません。
Tinaちゃんは、両親とツアーを回っていたことで他の選手や関係者とも仲良くなり、流暢な英語を話せるようになりました。

現在はトップ選手として活躍するSybilleはもはや貧乏ではありません。投資会社のスポンサーもつき、マツダのミニバンを提供され、2階建ての家に住んでいるとのこと。この3年間は、フルタイムではないとはいえ、ご主人ではなく正規のコーチに指導してもらっているそうです。上位に定着したことで賞金などで安定した収入も得られるようになりました。

ご主人は、Tinaちゃんが学校へ行くということもあり、主夫を卒業し、新たに仕事を起こす計画を立てているそうです。もちろん妻の収入に比べればわずかなものですが、今度は誰もからかう人はいないそうです。
「ボクの人生っておもしろいよね。なんだか2つの人生を同時に生きてるみたい」。

ちなみに夫、妻、という表現を使いましたが、この2人は正式には婚姻の籍を入れてません。2人の考えによって、そうしているとのこと。海外ではこういう風に内縁関係のまま、という人結構多いですよね。でもま、夫婦、といっていいよねもちろん。

テニスは個人スポーツであると同時に、家族一で緒に戦っていく、チームスポーツ、でもあると思います。

現在、29歳。Sybilleファミリーの旅路は、これからも、続きます。

Kim Clijsters 6-1 6-1 Viktoriya Kutuzova
Venus Williams 6-7(5) 7-5 6-3 Vera Dushevina


パパさんプレーヤーはふつうにたくさんいるけど、ママさんプレーヤーは、本戦入りしている選手では、Bammerとキム、だけ…かな?わかりませんが。キムは昨日一番最初にセンターコートでプレーしました。復帰したキムに対する期待の高さが伺えます。

試合のほうは、危なげなくクツゾワに打ち勝ちました。サーブ調子よかったですね。サービスゲームはほんと盤石だった。リターンゲームでも、第2セットの最初のほうクツゾワに粘られてちょっとミスる場面がありましたが、流れが変わるほどのものでもなかった。

一方ビーナスはこの日の夜にセンターに登場。ええええ~こんなすごい大接戦だったのおお~。第2セット5-5のときはすごい緊迫感だったんでしょうね~。しかしなんとか迫りくるDushevinaをうっちゃりました。Dushevinaにとってはあとちょっとで惜しい金星を逃した形だけど、このちょっとの差が、結構大きいんだろうなあ。

John Isner 6-1 7-6(14) 7-6(5) Victor Hanescu
(14)Tommy Robredo 6-4 3-6 6-2 6-3 Donald Young


やはり地元アメリカ勢としては地の利を生かしてなんとかがんばりたいところですが、この2人は明暗分かれました。もちろん相手も違うのだけど、今回だけでなくこの数ヶ月の実績でも明暗が分かれています。

「テニスで有名になりたいんだ。アメリカの中でだけじゃなくてね」。

そう語るのは24才のIsner。彼は今年、ロジェ君やドキッチ、マリオ君がかかった伝染性単核症に罹患してしまい、全仏とWBを欠場することになってしまいました。しかしUSオープンシリーズで復帰し、ワシントンではアンディを準決勝で苦しめるなど大活躍。そして昨日行われた1回戦、シード選手のハネスクを破る、金星…とまではいかないかな、でも格上選手にストレート勝ちです。第2セットのタイブレークはすごかったみたいですね~。そして2年ぶりのグランドスラム勝利となりました。

一方、有名という点では、ヤングはかつてIsnerのはるか上をいっていました。数年前すごく期待されて、アメリカの大会ではWCをもらいまくり、という状況に苦言を呈する人も多かった。しかし今年20才のヤングくんですがなかなかランキングが上昇せず、さすがにWCはもうあまりもらえてません。今年は全米は予選を戦わなくちゃなりませんでした。でも見事予選を突破したのは立派です。1回戦で14シードのロブレド君と対戦し、敗れました。

20才という年齢は、今のテニス界では決して、「若い」とは言えないだろう。トップ選手は18、19才のころから頭角を表してくる。もちろん25才すぎてのびてくる選手もいるから、まだまだヤングくん、これからですよ。焦らないで、でも時間は大切に、がんばってください。

(15)Samantha Stosur 6-4 4-6 6-4 杉山愛
Anna Chakvetadze 4-6 6-1 6-2 瀬間友里加


杉山さんは今回で62大会連続出場です。今回はストーサーという強力な選手とあたってしまいましたが、大健闘。ストーサーは2ndセットどうだったんだろうなー。試合はファイナルセットの最後のほうしか観てないのですが。でも全部4までいってるから、きっとちょっとした差だったんだろうなあ。ストーサー好きだからうれしいけど、やっぱちょっと残念だわ。。。ダブルスがんばってください!

そして予選では最後伊達さんを破って見事勝ちあがった瀬間姉妹の姉、友里加さん。お父さんがフランス人だそうですね。現在22才。1回戦で同年代のチャクと当たり、第1セット先行しましたが逆転負けを喫してしまいました。目標はランキング100位以内、とのこと。これからもがんがってください!!

Guillermo-Garcia Lopez 6-4 6-4 5-7 3-6 6-1 Peter Polansky

カナダ出身の注目選手20才のポランスキー。ランキングは202位ですが、なんと、今回を含めて今年ウィンブルドン以外の3大会すべて予選から勝ち上がって本戦出場を決めています。そして今回も含めて、すべて1回戦で5セットフルセット負け…来年は、いいことがあると、いいよね。。。

そんなポランスキーですが、2006年には大変な事故にあいました。4月にデ杯のメンバーとしてメキシコに行ったとき、突然ホテルの窓のガラスに体当たりし、そのまま外へ飛び降りてしまい、大けがを負いました。ああそういえば昔そういう記事を見たことがあるなあー。あれがそのポランスキーだったのか。
もともと夢遊病の気が少しあったというポランスキー。もっともひどい症状が出た瞬間でした。飛び降りたことはなんとなくしか覚えていないそう。茂みにひっかかったことで命はとりとめたけどもやはり割れたガラスの破片で足を大きく損傷し、切断の危機もあったそうです。しかし懸命の治療とリハビリで、復帰できました。

あれ以来ひどい夢遊病の症状は出ていないそうですが、大事を恐れて、低い階のフロアに止まったり、誰かと一緒の部屋にしたり、対策はたてているそうです。
復帰した当時はこの話をみんな聞きたがったそうですが、ポランスキーはあまりそのことには触れず、テニスのことに集中したいと、思っています。
「みんながあの事故のことを言わなくなった。いいことだね。僕はテニスで知られたいよ」。

ごめんね。もうこの先はこの話はしないから。

Success in Singles for a Doubles Team(New York Times)
Isner, Young head in different directions
After Life-Threatening Fall, a Climb to Qualify(NYT)
瀬間友里加さん(テニス) 全米オープン予選に挑む、しっかり者の姉(毎日jp)


今日の一曲
You raise me up/Celtic Woman

ケルティック・ウーマンはアイルランド出身の女性グループ。メンバーの入れ替わりがいろいろあってなかなか名前を覚えられませんが。。。Secret gardenのカバーであるこの曲は、他にもJosh Groban、Westlifeなどたくさんのアーティストにカバーされている、アイルランドを代表する一曲ともいっていいのではないでしょうか。このケルティックバージョンは最近では、荒川さんがスケートの音楽に使ったりテレビのCMに使われるなどして、日本でもすっかりおなじみです。支えあって生きていく人生のすばらしさを歌った歌詞から、結婚式の定番ソング、でもありますね♪

You raise me up, so I can stand on mountains;
You raise me up, to walk on stormy seas;
I am strong, when I am on your shoulders;
You raise me up... to more than I can be.

あなたが私を立ち上がらせてくれる そして高い山にも登ることができる
あなたが私を奮いたたせてくれる 嵐の中をすすむために
私は強くなれるのよ あなたにつかまっていれば
あなたが私を力づけてくれる 私が私以上になれるために


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コメント
この記事へのコメント
家族の力はすごい!
>tubupさん

こちらでは、はじめまして!!ですね(^^)

私もこれを読んだときじーんときてしまいました。なのでそう言っていただけて本当にうれしいです。こんないいご主人さんとかわいいお子さんがいたから今のBammerがあるのでしょうね~。家族の力は、ほんとすごいですね。キムやフェデラーがどんどん活躍するのもうなずけます。今回はちょっと残念な結果だったけど、来年の全豪ではまたベスト8やそれ以上狙ってがんばってほしいですね!
2009/09/02(水) 21:50:45 | URL | さっち #jQoqE9no[ 編集]
Re: 内助の功
こんばんは。twitterの方で知って、実はときどきみにきてます。
今回はBammer選手の話に感動してしまい、思わずコメントしました。
これからというときに迷わず出産を決意したのもすごいし、それを支えるために仕事をやめた彼もすごいな~。家族の力ってすごいですね! これから応援しちゃいそうです~。
ポランスキーくんの方の話もビックリでした…。
2009/09/02(水) 21:05:43 | URL | tubup #-[ 編集]
感動した~!
>あいこさん

この話をタイムズで読んだとき、じーんときて感動してしまいました。いい話だなあ…と。なので今回書いてみました。
毎回いろんな選手のことを書くと情が入って、「ああこの人は前の大会で書いた人だわ」ていう感じで自分でもよく覚えてたりします。最近は女子もよく書くようになって少しではありますが選手の名前を覚えられるようになりました。でもナダルヲタは当分やめられそうにありません。v-91
2009/09/02(水) 19:59:33 | URL | さっち #jQoqE9no[ 編集]
Re: 内助の功
>mifuaさん

女性は出産があるからほーんと大変ですよね~。出産後復帰して活躍するには、早い年齢で産んでおくというのは大切な要素かもしれませんね。あでもダベンポートの場合は20代後半でしたっけ…。
今回は負けてしまいましたが、また来年もママさんパワーでがんばってほしいですね。
ボランスキーの話は数年前にそういう事故があったよーっていう記事をちらっと見たことがあって、へえという感じであまり注目せずにやり過ごしてました。切断の危機だったとは…ご両親は本当に心配だったでしょうね…こうやって復帰してこれたのは本当にすばらしいことだと思います。来年はGS初勝利なりますように~

2009/09/02(水) 19:55:43 | URL | さっち #jQoqE9no[ 編集]
個人プレーだけれどチームプレー
こんにちはー。
今回もいい話をありがとうです!
Bammerのホットプレートをて走る・・・の件ではほろりときました。
さっちさんのブログを読むたびに応援したくなる選手が増えます♪
あ、一番はラファですけどねv-238
2009/09/02(水) 15:43:05 | URL | あいこ #8iCOsRG2[ 編集]
Re: 内助の功
さっちさんこんばんは!
ママさんプレイヤーは少ないです。
妊娠期間練習できないとか、子供とツアーで世界中飛び回ってないといけないとか、色々障害がありそうですものね!
twitterで話題のボランスキーくん、夢遊病だったのですかv-12夢遊病ってアルプスの少女ハイジを思い出しますが、本当にいるんですね~びっくりです。
全米始まりました。時差に負けず観戦がんばりましょうねv-81
2009/09/01(火) 23:42:55 | URL | mifua #-[ 編集]
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