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引き際の難しさ
2009年09月03日 (木) | 編集 |
Jurgen Melzer 1-6 6-4 6-3 6-3 Marat Safin

今年始めに今期限りでの引退を表明していたサフィン。全豪、全仏、ウィンブルドン、各大会に出場するたびに「最後の」という言葉がくっついてきた。それも今回で最後。今期最後のグランドスラム、全米1回戦で破れ、サフィンのグランドスラムは、静かに幕を閉じました。

「もっといい終わり方ができたかもしれないけど、これで十分だよ」。

第1セットは30分弱でものにしてさい先よいスタートだったはずですが、そのあと…どうしちゃったんだろうなあ。対戦成績でも大きく負け越しているメルツアーに、逆転負けを喫してしまいました。

以前セレスのことを書いたとき、現役引退が寂しくてしかたない人と、きっぱりさっぱり縁を切れる人と分かれる、と書いたけども、サフィンは後者のようですね。

「これからの人生がとっても楽しみ。だから後悔することは何もないよ。もうこれからは、負けることを心配しなくていいしね」。

頭の中はすでに引退後なにをしようか、それでいっぱいみたいです。
「長いことテニスをやってきた。いろいろ苦しい経験もした。これからは新しい生活が待ってる」。

struggleー自らのキャリアをこう表現したサフィン。

2000年、20才のときにサンプラスを決勝でやぶって全米優勝を果たしました。「宝くじに当たったみたいなもの」「ミラクル」というほど、信じられないくらいほとんどすべてのことがうまくいきました。しかし、まだ若かった自分にはその優勝の重みをきちんと受け止めるのが難しかったと、9年経った今ふりかえります。

「何がおこったのか、正確に理解することができなかった。若かったからね。心の準備ができてなかった」。

その後は将来を担う若手として期待されますが、なかなか結果がだせず苦しむ日々も続きました。「あまりにもうまくいきすぎた」あの全米が背後霊のようにサフィンにとりついて、足かせになっている、なんて言われることもたくさんありました。そんな中、2005年全豪で再びGS頂点に輝きます。準決勝のフェデラーとの熱戦は、今でも伝説としてテニスファンの間で語り継がれています。
「2つめをあそこでとれたのは、とても大きかった」。
無我夢中でいきなり優勝しちゃった全米とは違い、優勝候補として自らとりにいって、ものにした優勝は、最初のものとは違う感慨があったことでしょう。

しかし、その後は怪我などで長期離脱し、復帰したあともなかなか結果が出せませんでした。とうとうあの全豪以来、現時点でATPツアー優勝がありません。

実際引退を決断するまでには、いろいろと悩んだ時期があったはずだと思いますが、でも、今のサフィンはすごく幸せそうです。
「決めたことに満足してる。もう十分だよ。目標には到達できた」。

サフィンはフェデラー、ナダルに負けないくらい世界中で人気がある。それは、彼の強さ以上に、弱さが人を引きつけるからだと、思う。ラケットを叩き付けて割っちゃうのはサフィンの十八番。もちろんラケットを祖末にするのはよくないことだ。でも、誰だってむしゃくしゃしてものを壊したくなるときはあるはずだ。それを自分の代わりに実行してくれる。完璧なスーパースターにも憧れるけど、うまくいかなくて苦しむサフィンの姿に、人は自らの生活、人生を重ね合わせて見る。だから共感し、感情移入するのではないでしょうか。

他にも、試合中興奮?してパンツをおろしちゃったり、審判がクレーコートのボールの跡を見て悩んでいたら、「きみにまかせるよ」と肩をたたいて励ましたり。ローマの大会でサーブの瞬間ラケットが折れちゃって、「どうだ!」てガッツポーズしたり。いろんな逸話があったなー。そういうのが自然に出るサフィンは、やはり魅力ある選手だった。もちろん、プレーも、すばらしかった。あの目の覚めるようなバックハンドのダウンザライン、あれに魅了された人は、数多くいるはずです。

ところで引退後は何をするんですか?
「テニスの世界からちょっと離れて、全然違うことをしたいと思うよ。休養して、テニスから離れて、自分が何をしたいのか、じっくり考えるさ」。

ジョコビッチが、サフィンは山登りをするらしいよ~と、ちょっと口を滑らせたみたいで、「オレのプライベートをバラす暇があったら自分のテニスの心配しとけ」と釘をさしてました。

ただ、引退後に絶対しないと断言していることがひとつあります。
それは、「解説者」。
「残りの人生を何もしないでただESPNでくだらないことをしゃべったりする人間にはならないね」。

もちろんまだATPツアーが残ってるから、現役最後の試合は、パリのマスターズになるのかな~。引退後もいいけど、残りの試合、最後まで完全燃焼しておくれよ!

「自分の今までの人生、とても楽しんだ。テニスをやってよかったと思う、ほんとうによかった」。




Aleksandra Wozniak 6-4 6-0 (17)Amelie mauresmo

今年30才をむかえたモレスモ。2006年に全豪、ウィンブルドンと2つのGSを制覇した後、怪我や成績不振でやや上位からは遠ざかっています。それでも、17シードとしてセンターコートに登場しました。

せっかくシードもらったのに初戦の相手がウォズニアクってかなり不運…ウォズニアックは、カナダ期待の伸び盛りの若手選手。この日の試合も、ネットプレーをおりまぜたモレスモのうまさもみられましたが、それ以上にウォズニアックの力強さあふれるストローク力の前に敗れ去りました。

モレスモのプレーは、いろんな球種やネットプレーがあり組み立てがすごくうまいと思うのだけども、同時に線の細さというか、危うさをいつも感じる。No.1だった頃からそれは感じていた。強いけども、相手をねじ伏せるような、有無を言わさぬ圧倒的、ていう感じはあまり思ったことがなかった。それは、メンタルが弱いと言われていたからそう見えただけなのかもしれないけど、それだけではないsensitivityなものを感じます。

三十路になると、男女とも引退の噂が出てくるのは自然なこと。モレスモには、昨年2月ごろそんな噂がありました。ドーハの大会2回戦で敗れた後、「続けたいけど、それが正しいことなのかどうか…」と苦しい胸のうちを明かしていました。

ところが。今年の始め、トップ10相手に戦えないようであれば引退も考えていたというモレスモですが、これまでトップ10相手に6勝1敗と、大きく勝ち越しています。

「まだコートに大切なものを忘れているような気分で、シーズンをスタートさせた。そしてマドリッドでは活躍できたし、ウィンブルドンではセンターコートで戦えた」。

やめようかと思うといい結果が出せて、よしじゃあもう少しがんばろうと思うと今度はうまくいかなくなる…この数年はその繰り返しのようです。もうあまり長くはない現役生活、どういうふうに過ごしていくのか、まだまだ答えは出てません。

(24)Juan Carlos Ferrero 6-4 6-3 6-3 Fabrice Santoro

サフィン同様、今年「最後」がつきまとったサントーロ。彼にとっても、これが本当に最後の、グランドスラムとなりました。

フェレロにストレートで敗れたあと、勝者のフェレロがコートを去った後も、サントロは長いこと椅子に座ってドリンクをごくごく飲んでいました。

インタビューで、一番寂しいことは何?と聞かれて。
「こうやってコートにいることができなくなることさ。たくさんの人がこうして見てる。30を過ぎると、勝敗のことは、あまり気にしなくなる。ただ楽しむだけになるのさ」。

89年の全仏が最初で、今回が69回目のグランドスラムでした。オープン化以降では出場回数第1位です。師匠、おつかれさまでした!

(3)Rafael Nadal 6-2 6-2 6-3 Richard Gasquet
Philipp Petzschner 7-6(3) 6-7(6) 6-4 4-6 6-3 Sergiy Stakhovsky

(10)Flavia Pennetta 6-0 6-0 Sania Mirza
Maria Kirilenko 6-4 2-6 6-4 (12)Agnieszka Radwanska


3日目にようやく登場です。少年のころからのライバルであるナダルくんとガスケ君の対決、どうなんのかなあ~となかなか想像がつきませんでしたが、ナダルくんはシンシナティのときに比べるとずいぶん調子を上げてきてますね(私にはそう見えた)。動きもショットもキレがずいぶん違ったし、サーブでのフリーポイントやネットも効果的に決まっていた。ベースラインでの打ち合いでややナダル君が力の差を見せたように思います。とくに相手のボールに対する読みと守りがすばらしかった。

ガスケくんはサーブ&ボレーなども多用して応戦しましたが、要所でミスが出てしまい、とくにピンチであっさりとられてしまう場面がみられたのが残念でした。なのであまり緊迫した盛り上がる場面もなく、終始ナダルくんがリードして粛々と試合が進んでいったような感じでした。

でもガスケ君も、ニューヘブン予選敗退とは思えないすばらしいプレーを随所に見せてくれました。とくにバックハンドの手首をくいっと返してうつ鋭いアングルショット…たまらん。
2人をとりまく状況は4年前とずいぶん変わってしまったけど、この先何年もこうやって対戦し続けていってほしい。

ウクライナNo.1のスタホスキー(?)、昨年のクロアチアの大会でATPツアー初優勝を、そして今年はローランギャロスでグランドスラム初勝利をあげています。ウクライナっていえば…アンドレイ・メドベデフ。私はその昔よくブルゲラとメドベデフの名前がごっちゃになっていた…そのメドベデフを先輩として大変尊敬しているスタホスキー君ですが、現在132位。チャレンジャーの大会とともに昨年以降ATPツアーの大会にもコンスタントに出場するようになっていますが、上位の壁に少し苦しんでます。今回はドイツのペシュナーとタイブレークをとりあうフルセットの熱戦を演じましたが、最後力尽きました…。

ペンネッタが焼いてしまいました。ローランギャロスでもあったなあ。今年はなんかこの2タコ多いですね。男子の3タコはしかしさすがになかなかないです。

なんかあんまり騒がれてないけど、これは結構な番狂わせじゃないかな。キリちゃんが12シードのラドバンスカにフルセットで勝利!妹も初戦で敗れ、ボンダレンコ、ウィリアムス姉妹と明暗わかれる姉妹の結果となりました。

US Open 2009: Marat Safin's grand slam career comes to an end(Telegraph)
Mauresmo smacks away retirement rumors(The Register Citizen)
Mauresmo considers retirement(AFP)
Slam careers closed for Safin, Santoro(ESPN)

今日の一曲
Chasing Pavements/Adele

去年この曲で衝撃的なメジャーデビューを飾った彼女。この独特の人を引き込むボーカルには、誰もが耳を傾けずにはいられない。そして今年のグラミー賞で、Jonas兄弟をおさえて最優秀新人賞に輝きました。
印象的なPVもとても素敵ですね。

I've made up my mind
Don't need to think it over
If I'm wrong I am right,
Don't need to look no further

Should I give up,
or should I just keep chasing pavements?
Even if it leads nowhere,
or would it be a waste?

(もう決めた、終わったことを考える必要はない
間違ってるとしても正しいとしても
もうこれ以上ふりかえらない

やめるべきなのか 
この道を追いかけ続けるべきなのか
どこへも続かない道だとしても
それか、むだなことなのか)





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コメント
この記事へのコメント
Re: 引き際の難しさ
>nicoさん

そういえばサフィンとナダルくんは初対戦にいたるまでも結構日にちがかかりましたね。そしてやっと対戦したと思ったらまたそれ以来ずっとなし…なんか縁がないんですかね。今年対戦があるかな?

そうなんですね、初代ヲタかあ。サフィンは魅力ありますもんね♪私も2006全豪のときのどん底は今でも覚えてます…それでもブログは書いてましたが(爆) 
ちなみに私の初恋は…エドバーグ、でした(古い)
2009/09/04(金) 22:11:15 | URL | さっち #jQoqE9no[ 編集]
Re: 引き際の難しさ
>momoさん

サフィンもキムやエナンみたいに、何年かあとに復帰…はなさそうですね。
後半は苦しむことのほうが多かったみたいだけど、ウィンブルドンでも活躍できたし、2つグランドスラム優勝できたから、自分では満足してるよ!といってくれたのはうれしいです。でもやっぱ淋しいですねえ~。
解説の仕事は視聴者にとっては必要なので、nonsense(←原文)ていうのもなんだかなあと思いますが、きっとサフィンは今までいろいろ言われてきてて恨みつらみがたまってたのかな。コーチはもっと向いてなさそうですね…引退したあとのんびり日本食でも食べに来日してきてくれたら、うれしいです。

ところでレイトンついに3回戦でフェデラーと激突しますね!待ってました♪ロジェ君強いけどレイトンも復帰してだんだん上がってきてるし、楽しみです!レイトンに期待してますよぉ~
2009/09/04(金) 22:08:08 | URL | さっち #jQoqE9no[ 編集]
初恋
実はサフィンって私の初恋の人なのですv-238
あっさり№1はラファに奪われちゃったけどね(笑)
だから06年の全豪はショックだったなぁ~v-406
お気に2人がいないんだもん。
存在を消し去ろうと本気で努力してしまった!!!
サフィンとラファって07年MSで1度対戦しただけなんだよね。
待ちに待った対戦はベーグルつきのお宝映像☆
もう1度くらいとこかであたって欲しいなぁあ。
もうすぐサフィンの戦うお姿が観れなくなるのは本当に寂しいけれど、本人が幸せなら・・・v-409
2009/09/04(金) 20:40:43 | URL | nico #gHke2YW6[ 編集]
Re: 引き際の難しさ
来年からはもうツアーでサフィンの姿を見られなくなるのかと思うと、ほんとに淋しいですね。出来れば一度くらい日本に来てほしかったです。
解説の仕事が「何もしないでESPNでくだらないことをしゃべる」事だとは思わないけれど、確かにサフィンには向いてなさそう(笑)コーチという感じでもないですね。
2009/09/03(木) 22:12:34 | URL | momo #-[ 編集]
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