Fere libenter homines id quod volunt credunt.
  • 03«
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • »05
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


歴史への挑戦
2010年01月29日 (金) | 編集 |
(5)Andy Murray 3-6 6-4 6-4 6-2 (14)Marin Cilic

マレーくんがチリッチに逆転勝ち~!今大会初めてこの試合でセットを、それも最初のセットをおとして一時は窮地に立たされたマレーくんですが、すばらしいカムバックでした。しかし私の予想はまたも外れたなあ…。
2人のこれまでの試合時間の長さとフィジカルが、やはり勝敗のひとつの要因でした。

最初に試合の主導権をつかんだんはチリチリのほうでしたね。マレーくんは普段の安定したプレーぶりがややみられずミスもあり、チリチリがブレイク、そして次のゲームにマレーくんはブレイクチャンスがありながらとりきれず、さらにチリチリに2つめのサービスゲーム献上を許してしまいました。
そして第2セットもマレーくんのサーブで0-30、どんどん流れはチリチリにいってしまいます。あぁまた全米みたいなことになってしまうのか。

しかしここからマレーくんの底力が発揮されました。このゲームをなんとかキープすると、第5ゲーム、試合の流れを大きく変えるマレーくんのスーパーショットがありました。ネットに出てきたチリチリが放ったラインぎりぎりの絶妙なアプローチショットに対しての信じられないウィナー!去年全米決勝でも同じようなシーンがあったような。
「あれにはがっくりしてしまった。オープンコートができていたのに…」
マレーくんはアドサイドに寄っていてフォアサイドが大きく開いてましたものね。そこでマレーくんがいる方向へ打ってしまった。少し体力的な疲れもあり、普段はできるようなショットの選択ができなかった、とチリチリは言っている。

第3、4セットは疲れの見えるチリチリにダブルフォルトなどミスが少し出てしまい、逆に息を吹き返したマレーくんは元気いっぱい。フェデンコ戦ほどではないとはいえ、流れは完全に最初と逆になってしまいました。

疲れを敗北の言い訳にはしたくない、彼が勝利に値するプレーをしたのだ、とチリチリは強調してはいましたが、やはりフィジカルはひとつの大きな要因であったと思います。
「ここまでくるにはそれぞれの勝ち上がりの過程がある。今日は僕は100%とはいえなかったけど、もてるすべてを出し切った。それが一番大事なことだと思う」。

今大会は4回戦でデルポトロと対戦というタフなドローもあり、1回戦から魔術師とやったり2回戦ではトミッチに苦戦を強いられ、ここまでこられたのはすばらしい結果だった、と自身の今大会を振り返っていました。3つフルセットで勝利したわけだしね。その中でもデルポトロに勝てたのは、これからの2人の関係を考えても重要なものだったと思います。手負いのアンディに2セットリードから追いつかれて長引いたのが少しこの試合に響いてしまったかな。でもそれもひとつの経験だよね。
チリチリは来週のランキングで自身初のトップ10いりですね。来年はチリッチがトップ10くるなーと去年思っていたら早速そうなった^^。今年の活躍が本当に楽しみです。あまり感情を表に出さないクールなチリチリはすでにお気に入り選手として登録させていただきました。ほんとお疲れ様でした。

マレーくんは、チリチリが疲れているとみんなが言っていたこともあり、まず第1セットをとって相手の出鼻をくじこうと考えてたらそれが逆にとられてしまってシナリオが大幅に狂って相当精神的に負担を強いられてしまったみたいですね。そういうこともあって、あの第2セット第5ゲームのブレイク、とくにあのスーパーショットは大きかった、と振り返っています。

「あそこから流れを変えられてよかったよ。彼が試合を支配しつつあったからね」。


(1)Roger Federer 6-2 6-3 6-2 (10)Jo-Wilfried Tsonga

試合前の5分の練習の光景は、どこにでもある普通の対戦する2人のプレーヤーの光景でした。誰も何も疑問も感じない。しかしそのときからすでに王者ロジェ君の中では、今日はいい感触でボールが打ててるなという感じがあったそうです。
そして試合が始まって、数ゲームやったところで、今日はいけるぞ、という手ごたえを早くも掴みました。

…しかしさすがのロジェ君も最後まで自分の一方的な展開で終わるとは思ってなかったようですね。しかし試合前のフィーリングどおり、今日の王者は磐石すぎる、全く隙のない王者の風格あふれるものとなりました。

逆にツォンガは、最初の1ゲーム目こそいい形でキープしたものの、そのあと王者にブレイクされてどんどん元気がなくなっていってしまいました。サーブはツォンガのほうがいいように最初思えたんだけどなあ。しかしその後の展開力で、ロジェ君のほうが今日は一枚も二枚も上でした。

ツォンガは今日はロジェ君に攻められたときほとんど逆襲できませんでした。もちろん攻めるほうが強いボールなのはたしかだけども、そこを切り返す、カウンターがほとんど決まらなかった。そうこうするうちにこんどは自分から攻めるボールもうまくいかなくなり、ロジェ君にどんどん持って行かれるとついに攻めることすらできなくなっていってしまいました。

そしてついに自慢の強力サーブさえもうまくいかなくなり、ダブルフォルトも出てしまい、もうやることなすことなんかすべて悪い方向に…こういうときってあるだろうなあ。
ツォンガが2年前にナダル君に圧勝したときもこんな一方的な展開だったけど、内容はあの試合とはずいぶん違っていたように思います。あの試合ではツォンガの精一杯の一か八かという感じのショットがすべて成功した。ハイリスクがすべてハイリターンとなった。2000年サフィンがサンプラスを破ったときのような。しかし今日の場合は、ロジェ君はそんないっぱいいっぱいモードでは全然なく、逆にリードをとってからはリラックスしてまるで1回戦かというような感じさえありました。(いや1回戦も大変だけど)

体や心にへんな力が入らないからショットの質も組み立てもさらによくなり、メンタルもぶれない。普段からこういうスタイルでやっているから、大舞台でそれが出せるのでしょうね。そして無理な動きをしない分怪我も少ない、と。


「彼(フェデラー)は僕より早くボールをとらえていた。単純に彼のほうが優れていた」。
やはりサーブが悪かったと自分で言っています。確率も、スピードもいまいちだったと。そして、試合前は攻める気持ちでいたのにそれができなかったというようなことも言っていますね。
しかしそれは、ツォンガが悪かったというより、王者がツォンガにそれをさせなかった、という感じにも思えました。

敗れたとはいえ自分のベストを尽くせたチリチリに比べると力が全然だせなかったツォンガのほうがちょっと辛いかなあ。しかしツォンガは、今大会初めて5セットフルセットマッチで勝利、それも2回も勝てました。これは大きな自信になるのではないかな。グランドスラムはどこも5セットマッチだしね。
「いい経験になった。負けちゃったけど、いい大会だった。でもこの次はもっといい結果にしたいね」。
ツォンガの勝ったあとのクルクルぴょんぴょんヤッターがとても好きなので、またこれからもあれをいっぱい見られるように、活躍して欲しいです。お疲れ様でした!

「引き出しが多い」といつも表現されるロジェ君です。いろんなショットや戦略を持っている彼がこんなことを言っていました。
「今日の試合は、普段よりどこに打とうか考える時間があった。」
「いつも打つときに、別の打ち方を考える。そしてそっちを選んでしまうことがある。あまりそれをやりすぎてはいけないんだ。正しい方法でショットを打たくちゃいけない。
ドロップショットを打つときは、本当にそれを打たなくちゃならない。そこで相手を欺こうとしたり長いショットを打ったりすると、ミスることがあるからね。するとそれがどういうことになるか時に思い知らされる。そのひとつのショットが試合全体の行方も変えてしまうということをね。だから気をつけないといけないのさ」。

…まさしく昨日のチリマレ戦ではないか…あの2セット目のスーパープレー、チリチリがちゃんとオープンコートに打っていれば、勝敗も逆になっていたかもしれない。今日の試合が昨日のような逆転劇やそこまでいかなくとも流れを相手に渡さなかったのは、もがき苦しむツォンガに対して余裕ありまくりのロジェ君はプランBもCもDも…Z…それはいいすぎか…Eくらいあったかもしれない。しかしそこで小細工をせずプランAあるいはBに徹した、というのがあるかもしれないね。
チリチリが「ショットの正しい選択ができなかった」て言った意味の深さがようやくわかった気がする。

そんな中でも、ツォンガは才能あふれるすばらしい選手だしこれからも成長するだろうから、こんな簡単に勝てるのは今日が最後かもしれないね、といっていました。自分でもこんなにすんなに勝てるとは思わなかったんでしょうね。


というわけで!!決勝は、フェデラーVSマレーとなりました!楽しみだなあ。今大会絶好調のマレーくんが、これまた絶好調の王者フェデラーに対してどう対抗するのか。それとも王者が今日みたいに強さをみせるのか。

百戦錬磨の王者ロジェ君に対し、挑戦者のマレーくんだけど、失うものがないどころかプレッシャーはむしろ2回目のグランドスラム決勝で初の頂点を目指すマレーくんのほうが大きいだろうと、ロジェ君は言っている。私も同感です。74年間もの間グランドスラムで優勝できていないイギリス勢。マレーくんは、その74年間を背負っている。しかも初めての決勝戦、ではなく、2回目というのもまたプレッシャーを大きくする要素でもあると思う。

グランドスラムの決勝戦って、見てるこっちにもそれまでのQF、SFと全く違う雰囲気なのが伝わってくるものね。選手たちの心境はいかほどだろうと思う。初決勝ではその雰囲気に呑まれてしまって敗れ去ってしまうことも多い。でも2回目は、その雰囲気にのまれることも少なく本来の力が出せて勝てる人がいる反面、「今度こそ」という勝ちへの思いがより強くなりかえってプレッシャーになって負けてしまうこともある。そうなるとGS決勝がトラウマになってなかなか勝てなくなってしまう。これまでそのGS決勝病に苦しんできた人が何人いたことか…(泣)

それに比べるとロジェ君は初の決勝のウィンブルドンで優勝できて、そのあともあんなにいっぱい勝てている。しかも去年全仏優勝し念願だった生涯グランドスラムを達成でき、ウィンブルドンも勝ったし。気持ちはずいぶん楽、とは言いませんが、去年のポイントも守れたし、そこらへんの決勝でプレッシャーでうんぬん、というのはあまりないのじゃなかろうか。

ただしひとつだけあえて言えば、ロジェ君があれだけいろんな記録を作っているけどどうしてもまだ達成できていない記録、がありますよね。そう、年間グランドスラム。ちょっと飛躍しすぎかな?…しかし、過去何度となく挑戦してナダル君に阻まれてきたあの超ウルトラ級の偉大な記録、それに挑戦するためには、この全豪を勝つしかないわけだし。28才になった今、もうチャンスはあまり残されているとはいえないでしょう。去年決勝で負けた全豪全米もフルセットで惜しい試合だったし、今年はナダルくんがまた怪我がどうなるかわからんし、マレーくんやジョコやデルポもいるからかなり難しいとは思うけども。なのでそんなに強くは思ってないかもしれないし自分からそのことをまだ言ったりはしてないしインタビューでもそれについては全く触れられていなかったけども、トップに立ってもさらに上を目指すロジェ君の頭の中には、そのことは絶対あるはず、虎視眈々と狙ってると思いますよ。マレーくんにグランドスラム初優勝をくれてやる気など、全くないでしょう。

「僕は勝ちたい。それは、一緒に働いてくれている人たちや両親、チーム、そして僕が成長していく中で助けてくれた人たちのために。そしてイギリスのスポーツやイギリステニス界のためにもそれができたら、すばらしいことだろう」。

マレー君が悲願のグランドスラム優勝を達成できるのか、王者が王者たるゆえんを見せて年間グランドスラムという偉大な記録への第一歩を踏み出すのか、あーもうわくわくして今から興奮してくるううう。両者の気持ちと気持ちがぶつかりあった、すばらしい試合になるでしょう!2人ともがんばってね!

今日の1曲
虹のグランドスラム/久保田利伸
スポンサーサイト

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。